3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期は上場企業の約7割が増益を確保し、2割を超す経常増益となったようです。

そしてこのように好調な決算となるなかで通期の業績予想を第1四半期から上方修正する企業も少なからずみられましたが、会社予想を据え置いた企業のなかにも第1四半期から順調な滑り出しを切った銘柄がみられます。

そこで今回は通期の営業利益を据え置いた二桁の増益予想企業のなかから、第1四半期実績の上期会社予想に対する進捗率が7割以上となった3月決算銘柄をピックアップしてみました。

例えば第1四半期実績の上期会社予想に対する進捗率が8割近い水準となったアルコニクス <3036> では決算発表後に株価が大きく上昇したほか、進捗率が7割強となった東洋鋼鈑 <5453> でも決算後に株価が堅調となっています。

◆二桁増益予想で第1四半期の上期予想に対する進捗率が7割以上となった3月決算銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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