「職場のパート・アルバイトに信頼されていると思うか」と企業にたずねたところ、「信頼されている」がわずか13.4%にすぎないことが分かった。

ただ「どちらかと言えば信頼されている」は76.3%あるが、「どちらかと言えば信頼されていない」も9.1%、「信頼されていない」は1.2%など、自信がないことがうかがえる。

これは総合人材情報サービスを展開するアイデムがまとめた『平成29年版 パートタイマー白書』によるもの。企業への「雇用に関するアンケート調査」と個人への「働き方に関するアンケート調査」で構成されており、企業調査は正社員とパート・アルバイトの両方を雇用している1644社、個人調査はパート・アルバイトとして働いている18歳〜59歳の男女1648人を対象に行われた。

パート・アルバイトをほめない企業は信頼されていると思っていない?

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(写真=PIXTA)

「直接指揮命令するパート・アルバイトを褒めている方だと思うか」との質問では、「褒めている方だ」は19.2%しかない。「どちらかと言えば褒めている方だ」は66.5%、以下「どちらかと言えば褒めていない方だ」13.0%、「褒めていない方だ」1.3%という結果で、積極的にパート・アルバイトとの関係を良好にしたいわけではないようにも見える。

「パート・アルバイトから信頼されているか」との関係で見てみると、「褒めている方だ」とした割合は「信頼されている」では89.1%、「信頼されていない」では56.2%となっている。「信頼されている」とした企業のほうがパート・アルバイトを褒める傾向にはある。

愛社精神の有無と経営理念への共感には相関関係

パート・アルバイトに勤務先への愛社精神について聞いたところ、愛社精神を「持っている」5.8%、「どちらかと言えば持っている」43.9%、「どちらかと言えば持っていない」35.1%、「持っていない」15.1%という結果だった。

続いて「愛社精神の有無と経営理念への共感度との関係」を見てみると、「経営理念を知っており内容に共感している」人のうち愛社精神を「持っている」とした人は77.0%だった。一方、「経営理念を知っているが内容に共感していない」人のうち愛社精神を「持っていない」とした人は71.2%となっている。

さらに「勤続についての考えと愛社精神の有無との関係」をみると、「できるだけ長く勤めたい」と答えた人の割合は、愛社精神を「持っている」では78.3%、「持っていない」では43.6%だった。

これらの結果から、愛社精神の有無と経営理念への共感には相関関係があり、愛社精神を持っている人は長期勤続意向が強い傾向にある、と言うことができる。