先週末で2017年度の上期も終了となりました。その上期を振り返ると3月末に19,000円を小幅に下回る水準だった日経平均は地政学リスクが高まったことで4月中旬に18,000円台前半まで調整しましたが、持ち直すと6月には20,000円の大台を回復しました。その後20,000円前後で揉み合った日経平均は9月に19,000円台前半まで下落する場面もありました。しかし、地政学リスクが後退したこともあって20,000円台を回復して9月末を迎えています。

こうしたなか昨日は上期に健闘しながら下期以降に一段の上昇が期待されている銘柄をリストアップしましたが、本日は上期こそ苦戦したものの下期以降に挽回が期待されている銘柄を取り上げてみました。具体的には上期の株価パフォーマンスがマイナスだったTOPIX500採用銘柄のなかから目標株価コンセンサスが9月末の株価を2割以上上回るものをピックアップしています。

例えば上期に株価が16%余り下落した日本碍子 <5333> ですが、目標株価コンセンサスは9月末の株価を26%余り上回っています。

◆上期の株価パフォーマンスがマイナスで目標株価が株価を20%以上上回る主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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