「2人に1人はガンになる」 数字のカラクリとは?

橋詰: 後半も引き続き保険をテーマにお送りします。ZUU onlineでも保険にまつわる記事がたくさんありまして、そのなかから篠原さんに今日は2本ほどピックアップしていただきましたので、見出しをご紹介しましょう。まずはこちらです。「とりあえず入っているって大丈夫?自分に合った生命保険の選び方とは」。そして、「2人に1人はガンになる、の数字のからくり」ということが書かれてあるんですね。よく聞きますよね。この2人にひとりはがんになるんだから、がん保険入りましょうとか。

篠原: ありますね。

橋詰: でも、からくりってどういうことなんでしょうか。

篠原: 基本は合うてるんですよ。2人に1人、がんにはなっているんですよ。

橋詰: 日本人は多いですよね。

篠原: 統計上。でも何歳が何歳でがんになっているかって、輪切りするのがけっこう大事だと思うんですね。要は、国立がんセンター、研究センター。このZUUさんのホームページの記事にも書いてますけど、40歳男性が20年後にがんになる確率って、実は7パーセントなんです。

橋詰: え?そんなもんですか?少ないですね。

篠原: 少ないんです。女性で言えば9パーセントなんですね。

橋詰: ちょっと上がって、乳がんとかですかね。

篠原: もっと言うと、我々40歳から50歳の間、男性が2パーセントなんです。

橋詰: そんだけですか?

篠原: そうなんです。

橋詰: 少ない!

篠原: 少ないでしょ?100人いて2人ですから。女性は4パーセントなんですね。なので2人にひとりというのは、たとえば85歳以上の方であったりとか、90歳から100歳の間であったりとかいう方の統計ももちろん入っているので、

橋詰: そりゃーそうなると、またパーセンテージ上がりますよね。

篠原: そうなんですね。だからここだけで見てしまって、不安をあおられて、ちょっと入らな、とりあえずこれ入らな。なんか儀式みたいになっていくのは、いかがなもんかなと僕は思います。

橋詰: そうだったんですね。そしてもう1本、ZUU onlineの記事です。「あなたが生命保険を見直すべき人かどうかわかる6つの質問」。というもので。

篠原: これは橋詰さんのことですよ。

橋詰: あ、私見直したほうがいいのかどうか。でもここまでの流れから言うと、確実に見直したほうがいいんでしょうけど。

篠原: (笑)いや、けど、6つの質問、やってみましょうか。では、6つの項目で判断。あなたは生命保険を見直すべき人かどうか。1つ目。親戚や友人など、付き合いで加入した。YESかNOか。

橋詰: NO。

篠原: 2つ目。保険加入時から、10年以上が経過している。

橋詰: NOです。

篠原: NOですか。いわゆるこれ、ライフプランとか変わるからということでしょうね。3つ目。複数の保険加入によって、家計が圧迫している。

橋詰: あー、これ微妙なところですけど、NOかな。

篠原: NOですか。たくさん入りすぎて、家計圧迫して、本末転倒ですからね。4番目。子どもが独立しているのにもかかわらず、非常に手厚い保障を持ち続けたままになっている。

橋詰: うちはまだ5歳ですからね。これもNOですね。

篠原: 5番目。転職や独立など、保険加入時の年収から、大きく収入が変化した。

橋詰: 転職も独立もしてないので、これもNOです。

篠原: 6番目。家庭の状況やライフスタイルが大きく変化した。

橋詰: うん、変わってないですね。NO。全部NOでした、6つ。

篠原: なるほど、なるほど。ということは優秀っていうことですね。

橋詰: やったー。

篠原: 今のところ、見直す必要性がないと。

橋詰: よかったー。

篠原: そうですね。けど、今日冒頭でお聞きしてた、保険の加入の種類は全部分けてましたからね。

橋詰: そうですよね。

篠原: 老後と保険と死亡に。

橋詰: これね、ただね、気になるのはね、うちの夫が、まさにこの1、2、3全部YES状態で、親戚や友人など付き合いで加入した。

篠原: YES、だんなさん。

橋詰: YESですね。これ入社してすぐ入ってたんですよ。夫がね。それも。

篠原: 若いとき。

橋詰: 生保レディの方とコンパをして。

篠原: 出た!(笑)

橋詰: そこで勧められて、すぐ入って、10年以上たってもずーっと。

篠原: 高いコンパやなー。

橋詰: ほんとですよね。月々、かなりの額を引き落とされててね。

篠原: 毎月3万言うても、1000万近くの買い物ですからね。これ高いコンパですよ。

橋詰: いやー!ちょっとやめてくださいよ。それで、これは明らかに家計を圧迫していると。3番目ですよね。

篠原: 2番目は?

橋詰: 2番目は10年以上経過してますよ。

篠原: ○だ。

橋詰: それでやめさせたんですよ。あれはすごい悪い典型やったと思います。

篠原: (笑)コンパで入ったという。けど、見直して、橋詰さんがこっちこっちということで、今は入っているってことですよね。

橋詰: そうですね。

篠原: すばらしいじゃないですか。

橋詰: だからもう、そっちのほうはやめさせて。

篠原: なるほど、なるほど。

橋詰: ちょっと考え直して。入り直したってかんじですかね。

篠原: ああ、そうですね。やっぱり定期的な見直しと、保険を扱ってない人とかね、中立的な方に相談する。まさに篠原FP事務所。

橋詰: あ、お越しやすってかんじですか。

篠原: ありがとうございます。初めて宣伝させてただきました。ありがとうございます。

橋詰: そんな相談に普段のってらっしゃるんですね。そちらが本業なんです。

篠原: そうですね。

橋詰: いやー、保険は深いですね。

篠原: 深いです。いや、まだまだありますよ、保険だけでもね。

橋詰: もっとお訊きしたいことありますね。ぜひまたやりたいですね。そしてこの番組では、皆さまからのお悩み、ご相談お待ちしていますよ。

【連絡先】


メールアドレス:wm@abc1008.com


お葉書:〒530-8010 ABCラジオ「笑って役だつマネークリニック」まで。

そしてZUU onlineトップページから、この番組の特設ページにもアクセスしてみてください。

橋詰: いやー、今日はね、保険について。そういうテーマでお送りしましたけど、いろいろショックなこともありましたけれども。

篠原: そうですね。

橋詰: やっぱり見直さないとだめですね。ほったらかしちゃだめ。

篠原: それと、あとは言いなりになるのではなくて、電卓をたたくと。

橋詰: 自分で考えて決める。

篠原: はい。だから電卓を持っていく。橋詰さんの旦那さんも、ご主人さんも、コンパに電卓持っていったらよかったんです。ね。

橋詰: (笑)だから篠原さんみたいに、常にカバンに入れとく。

篠原: そうそうそう(笑)。

橋詰: お、これはまずいかなと思ったら、すぐに出してくる(笑)。

篠原: すぐに電卓たたく。だから自分で計算するくせをつけていただくと。

橋詰: ああ、そうですね。

篠原: 総支払い料で考えたりとかね、毎月の金額で考えるのではなくて。いくら払っていくらもらえるんだとかね。そういうふうな考え方、これ大事やと思います。電卓です。

橋詰: いやー、今日は優子電卓もいただきましたので。私もこれでたたくくせをつけたいと思います。

篠原: そうですね。はい。シンプル、シンプルが一番。

橋詰: 保険はシンプルが一番。

篠原: シンプル、把握、そして最低限。この3つだと思います。

橋詰: あー、その3つ。

篠原: これで、来週にします。

橋詰: わかりました。来週もまたいろいろと教えてくださいね。なおZUU onlineトップページから、この番組の特設ページにもアクセスすることができます。番組の放送内容をテキストにまとめたり、番組とZUU onlineのコラボコンテンツも今後展開していきますので、どんどんアクセスしてくださいね。それでは、マネークリニック、今日はこのあたりで失礼します。お相手は。

篠原: 篠原充彦と。

橋詰: ABCアナウンサー、橋詰優子でした。また来週でーす。

篠原: さよならー。

橋詰: さよならー。

(提供: 朝日放送ABCラジオ (AM1008 FM93.3))


篠原充彦 篠原FP事務所 代表
「笑い」と「お金」を融合させた『お笑いマネー講座』を全国で開催。高校、大学、企業、病院などでおこなっているお金に振り回されないための教養講座は、明るく軽快なテンポでの解説に定評がある。CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー。

橋詰優子 ABCアナウンサー
『純一のシネマに乾杯~Cheers! Looking at you,kid.~(ナレーション)』『新婚さんいらっしゃい!(解説放送)』『スタンダップ(ナレーション)』『橋詰優子のサンデーかうも。』など担当。

▶「笑って役だつマネークリニック」の過去記事は こちら
▶その他「マネー記事」は こちら