先月下旬からスタートした3月決算企業の第2四半期の決算発表もいよいよ終盤ですが、一足早く10月中に決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

そこで今回は決算発表前半のピークとなった先月31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのがソニー <6758> で、通期の営業利益の見通しを5000億円から6300億円へと大幅に引き上げたこともあって決算発表後に9社が目標株価を引き上げています。そのほか三菱電機 <6503> では決算発表後に6社が、そしてSCREENホールディングス <7735> と東京エレクトロン <8035> では5社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に3社以上が目標株価を引き上げた主な銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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