(本記事は、ますだたくお氏の著書『情熱をお金に変える方法』すばる舎2018年2月26日の中から一部を抜粋・編集しています)
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最初に自分にとっての「成功」を明確に定義する
ニューヨークにいるマスターに言われたことが僕の胸に残っている。
「理想とする人はどんな人ですか?その人のように生きていますか?もし、そう生きていなければ、その人のようになることはできないでしょう。Takuは大富豪になりたいと言いましたね。素晴らしいと思います。自分にとっての大富豪のイメージはでき上がっていますか?そして、そのような生き方をしていますか?もし、できていなければきっと大富豪にはなれません」
「理想を叶える上で大事なことはとってもシンプルですよ。なりたいと思う形をちゃんと形成すること。そして、形成すれば手段や手はずは見えます。〝その手段や手はずはどうなるのか?〟という明確な答えを自分の中に持っておけばいい形になります。
ここで大事なことは、自分がわかってほしい人にだけにわかれば十分です。
世の中の多くの人たちに理解させる必要はありません。
その人たちの反対にあってもすぐにリカバリーできるのであれば伝えてもいいのですが、それがもしできないと言うのであれば伝える必要はありません。
目的は形にすることです。
あらゆる革命は〝いかに動物に近づけるか〟です。どんなにテクノロジーが発展しても私たちは動物です。その動物の考えること、動き方、感じ方という神様の造形物への理解が革命を近づけるのです。この動物への尊敬やたゆまない理解をできる人が世界の救世主にもなるし、悪魔に転じることもできるのです」
「Taku、地球を引っ張りなさい。あなたの世代で宇宙をきれいにして下さい。それをご自身の志にしてください。きっと簡単に大富豪になれるでしょう」
成功したがっている人は多い。でも、実際に成功している人はとても少ない。なぜなら、成功の定義が明確でないからだ。たとえば、「外車に乗りたい」ではなく、「フェラーリFに乗りたい」だ。
数値化、具体化、誰とどんな会社を作りたいのか?アップル、マイクロソフト、テスラは1人のイメージから生まれている。
日本ではホームレスも成功者と言えなくはない。僕が毎朝ジムに通う途中にあるトンネルにいつもホームレスが寝ている。お金を必要としないだろうし、仕事もしないで寝ていられる。当然、税金も払っていないだろう。それが明確に定義された成功ならいいけど、イメージをしなかった成れの果てなら悲惨だ。
成功者は、「成功とは何か?」と問われた時、明確に答えることができる。
成功する前から成功した気分に浸り、脳内モルヒネが分泌される。
成功する方法を学びまくって、成長という名の停滞をするのではなく、まず自分にとっての成功を明確に定義しよう。
最近の僕にとっての成功は、誰にも怒られずに、摂生して、安心して眠れる日を送ること。成功してストレスを感じるような人生では意味がない。
基本には99.9パーセント忠実に、応用は0.1パーセントに
ビジネスは、基本99.9パーセント、応用が0.1パーセントと言ってもいいだろう。
「基本」と言っても、ここでお話をしたいのは、あなたが思っているよりもずっと根本的な話だ。
以前、求人広告を出した時、前代未聞の恐ろしい人が面接に来たことがある(本人は自信満々)。
あいさつができない(アゴを突き出して頭を後ろに下げる感じ)、ネクタイが曲がっている。で、「スキルがあります。すごい会社にいました。」と言い、凡人の決め台詞である「なんでもできる」と言う。
実際になんでもできるのかもしれないけど、採用しなかった。
人生の基本ができていない人は信用されない。当たり前だ。たとえば、タバコを道ばたにポイ捨てするようなマナーの悪い、常識がない人がどんなに一生懸命に営業をしてきても聞く気にもなれない。
ふだんから基本をやっておくと人から尊敬される。反対に基本をやっていない人はケガをする。それは空手の型をきちんと身につけていないくせに、いきなり三日月蹴りをするようなものだ。もっと簡単に言うなら、ふだんまったくトレーニングをしていない人が重たいバーベルを持ち上げると体が壊れる。
次の仕事の基本は早起きをすることだ。ここで脱落する人が多い。ここを乗り越えられたら、次のことをおすすめしたい。
1．1人でやらない。チームでやる
もはや1人でできるなんてそういうおこがましくて忙しい人には楽しさよりも苦しさがつきまとう。
2．自分の得意なタイミングとマーケットでやる
やる気が出る時間帯に働き、やる気が出るお客様と付き合う。
3．ライバルと戦わない。オンリーワンになる
自分にしかできないことをやると、そもそも誰かとの価格競争や不当競争をやる必要はない。
4．まず型を身につけて、そのあとで思いっ切り型を破壊する
基本に忠実にやり、人の真似をして楽ちんになったところで、思いっ切り自分の型に変えていく
5．苦しいことから逃げない。乗り越え癖をつける
逃げているとまた次のチャンス、次のチャンスと逃げ癖がついてチャンスを逃しやすくなる。今日できることを今日やるという乗り越え癖をつけておくと自然に楽しくなっていく。
6．「仕事が楽しい!」と毎日回以上言う
「苦しい」「ダルい」「全然ダメ」と言うよりも、この「仕事が楽しい!」を毎日10回繰り返しておくと本当に脳みそが楽しくなってくるから面白い。
すべて効果絶大なのでぜひ実践しよう。
ますだたくお(増田拓保)
1980年生まれ。治療家、事業家、店舗集客請負人。店舗経営者や自営業者に集客やサービス向上のノウハウとビジネスマインドを伝えるために日夜活動しているカリスマ経営コンサルタント。現在は、店舗経営のためのMSD増田塾、セラピストのためのMJ増田塾、インターネットコンサルタントのためのCLUBなど各種コンサルタント事業を展開。
