ナルミヤ・インターナショナル ZUU online Members
(画像=ZUU online編集部)

【目次】
①ナルミヤ・インターナショナルIPOの基礎情報
②ビジネスモデル解説(執筆=ZUU online編集部)※8/21更新 ※有料会員限定(一部)
③IPOジャパン編集長 西堀敬 氏のコメント ※8/22更新 ※有料会員限定

会社名
株式会社ナルミヤ・インターナショナル
コード
9275
市場
東証2部
業種
小売業
売買単位
100株
代表者名
石井 稔晃 /1960年生
本店所在地
東京都港区芝公園二丁目4番1号
設立年
1995年
従業員数
1018人 (2018/06/30現在)(平均32.8歳、年収351.1万円)
事業内容
ベビー・子供服の企画販売
URL
http://www.narumiya-net.co.jp/
株主数
8人 (目論見書より)
資本金
10,000,000円 (2018/08/02現在)
上場時発行済み株数
9,906,830株(別に潜在株式216,000株)
公開株数
5,990,200株(公募282,500株、売り出し5,184,400株、オーバーアロットメント523,300株)
調達資金使途
新規出店時の設備投資、システム開発資金
連結会社
0社
スケジュール
仮条件決定:2018/08/21→1,540~1,560円
ブックビルディング期間:2018/08/22 - 08/28
公開価格決定:2018/08/29→1,560円
申込期間:2018/08/30 - 09/04
払込期日:2018/09/05
上場日:2018/09/06→初値1501円
シンジケート ※会社名をクリックすると外部サイトへ飛びます
主幹事証券:SMBC日興証券 (SMBC日興証券の詳細記事はこちら)
引受証券:大和証券
引受証券:野村證券
引受証券:みずほ証券
引受証券:東海東京証券
引受証券:SBI証券 (SBI証券の詳細記事はこちら)
大株主
日本産業第四号投資事業有限責任組合 2,697,030株 27.41%
Shepherds Hill Fund II,L.P. 2,259,000株 22.96%
Manaslu Fund II,L.P. 2,253,000株 22.90%
Sonora Fund II,L.P. 2,244,000株 22.80%
石井 稔晃 135,000株 1.37%
従業員持ち株会 108,300株 1.10%
上田 千秋 36,000株 0.37%
立和 洋一 18,000株 0.18%
沢 泉 6,000株 0.06%
本田 光太郎 6,000株 0.06%
業績動向(単位:百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
2016/02 連結実績 11,468 943 684 696
2017/02 連結実績 26,954 1,404 1,280 760
2018/02 単独1Q実績 6,613 424 385 1101
ロックアップ情報
日本産業第四号投資事業有限責任組合、Shepherds Hill Fund Ⅱ, L.P.、Manaslu Fund Ⅱ, L.P.、Sonora Fund Ⅱ, L.P.は上場後90日目の平成30年12月4日まで、その他、指定された株主は上場後180日目の平成31年3月4日までは普通株式の売却ができず(例外あり)
調達額(公開株数×公開価格)
93億4471万2000円(5,990,200株×1560円)
潜在株数(ストックオプション)
216,000株
ビジネスモデル解説(執筆=ZUU online編集部)
■子供向けアパレルに特化したSPA形態 経営再建後の再上場

ナルミヤ・インターナショナルはベビー・子供服の企画販売を行うSPA(製造小売)形態のアパレルメーカー。SPAとは、企画から製造、小売までを一貫して行うアパレルのビジネスモデルで、ユニクロのファーストリテイリング<9983>がその代表だ。

もともとは1904年に広島で呉服専門商社として創業した長い歴史をもっており、1979年にナルミヤに社名変更した。1985年にベビー・トドラーブランド「ミニK」により子供服へ進出したことで、アパレル業界にセンセーションを巻き起こし、子供服に舵を切るきっかけとなった。88年には現在も主力ブランドであるベビー・トドラーブランド「メゾピアノ」を発表、89年にはジュニアブランドの「エンジェルブルー」でジュニア服という新しい市場を開拓するなど子供向けアパレルでのポジションを確立していった。91年にはナルミヤの呉服事業部とアパレル事業部が分社し、アパレル事業部がナルミヤ・インターナショナルとして発足した。

従来の子供服と成人服の中間に位置するジュニア服市場をエンジェルブルーなどでブランディングし、モーニング娘。などのアイドルに積極的に提供することで人気化。04年1月期には過去最高益を更新、05年にはJASDAQ市場に上場と順風満帆であった。

ただ、ブームの一巡にリーマンショックによる景気悪化が重なったことで売り上げが急減し、08年1月期、09年1月期には赤字転落してしまった。再生を目指し、SBIホールディング<8473>傘下で企業投資を手掛けるSBIキャピタルが10年にTOB(株式公開買付)を行い、旧ナルミヤ・インターナショナルは完全子会社として非公開化した。非公開による再建で中長期的な企業価値の向上が出来たため、企業イメージ、信頼度の向上を狙って現ナルミヤ・インターナショナルは再上場する。

ナルミヤ
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)