まだまだ暑い日が続いていますが、日の出が遅くなったことや鈴虫の声で秋の気配も感じます。株式市場は昨日は大きな上昇となりましたが、市場参加者が少ないなかで指数先行、先物主導で上昇した感じで指数の上昇に割には盛り上がらない感じでした。動かないときは全く動かず、動くときは大きく動くということで相変わらず「ロボットが主体の相場」ということでしょう。

株式市場だけでなく「市場」というものはその時々で、どういう投資家や投機家が参加しているのかで相場が大きく違っています。お盆休みの時期ですから通常よりも「ロボット」の比率が高いということで指数が派手な動きとなっているのでしょう。そうした相場の特性などをしっかりとみていれば、ついて行っていい相場なのか行けない相場なのかということも見えてくると思います。まさに「相場は相場に聞け」(または、「相場は清水に聞け!」-(笑)-)ということなのだと思います。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

さすがに大幅下落の反動となりましたが、下がる時も上がる時も本当に大きな動きとなることが多くなりました。動かない時は全く動かず、動き出すと大きく動くということで市場参加者が少ないなかでアルゴリズム取引やHFT(超高速売買)など「ロボット(AI)投資」が主体となっているということでしょう。特に、先物などは自動売買なども多いようで、一方向に動きやすい相場が続くと思います。

こうしたときはやはり中途半端に売り買いするよりも徹底的に細かい動きについて行くか、細かい動きは全く無視をして大きな流れを取るかということになりそうです。業績好調ながらも売られ過ぎた銘柄等も多く、大きく下落しているものの中から「次の銘柄」を探すということで良いのでしょう。

引き続き食品株、小売株に注目ですが、売られ過ぎた建設株も注目です。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。