今朝は雨は上がっていたのですが、どんよりとした空で「秋の長雨」の雰囲気です。外気も風も冷たく秋が来たということでしょう。株式市場は日本ではようやく日経平均の下落が止まったのですが、為替も動かず、相変わらず目先の需給要因で動いているという感じです。
日経平均に比べて売られ過ぎている銘柄なども多いのですから、先物・オプションSQ（特別清算指数）算出などをきっかけに相場に変化が見られるということもあるかもしれません。目先の需給要因での動きで業績や金利、為替などと関係のないところで動いているのですから、突然先物の動きなどに振らされてあらぬ方向に向かって大きく動くということもあるのかもしれません。好業績ながらも売られ過ぎて、安く買える銘柄も多いので、じっくりとした投資を考えても良いのだと思います。
本日の投資戦略
昨日も予想外に堅調でしたが、相変わらず日経平均に影響の大きなファーストリテイリング（9983）次第という感じです。空売りが積み上がっているので買い戻しを急ぐ動きになると指数を押し上げるので、日経平均の動きがいびつに感じられます。
相変わらず買われ過ぎているものが買われ、売られ過ぎているものが売られるような展開ですが、底堅さがみられる売られ過ぎ銘柄から戻りを試す動きになるものと思われ、今度は日経平均が上昇しなくても上昇する銘柄等が見直されるということもありそうです。
売られ過ぎている銘柄もさらに多くなっています。食品株なども割安水準にあり、住宅・不動産関連銘柄も冴えない銘柄が多くなっています。底入れのタイミングを見極めて反発を期待しても良いのではないかと思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
