株主優待に関心がある父親に注目してほしいのが、「子供が喜ぶ優待がもらえる」銘柄だ。子供も父親も満足する銘柄のうち「レジャー系」の優待を5銘柄選んだ(株価は2018年9月7日時点の終値)。直近の業績・株価と併せてチェックしてほしい。

キッザニアで子供の成長を実感できる――ジャパンベストレスキューシステム

株主優待,子供
(画像=Olesia Bilkei/Shutterstock.com))

キッザニア東京、甲子園へ優待価格で利用できるジャパンベストレスキューシステム <2453> 。権利確定月は3月、100株取得でキッザニア優待券1枚。親が立ち入らない世界で、我が子のいつもとは違う「外の顔」を見るのも楽しい。

8月10日に発表された2018年9月期第3四半期決算は、売上高は減少したものの経常利益が前年同四半期比69.4%増加とまずまずであった。優待、業績ともに注目の銘柄だ。

株価……1,100円/最低投資額……11万円

水族館で子供の知的好奇心を育む――オリックス

すみだ水族館などで割引優待カードがもらえるオリックス <8591> は、3月と9月に100株の保有で権利が取得できる。ペンギンやチンアナゴへのエサの時間を鑑賞できるなど、子供の知的好奇心を刺激してくれる。このほか、3月の「ふるさと納税優待」では、地方の特産品の中で京都水族館、すみだ水族館の年間パスポートが優待として用意されている。

2018年7月30日に発表された第1四半期の業績は、IFISコンセンサスを下回る水準ではあったが、各証券会社のレーティングなどは強気である。

株価……1,725円/最低投資額……17万2,500円

株主総会のお土産でも楽しめる――よみうりランド

よみうりランド <9671> は100株取得でも遊園地入園券が5枚とお得感がある株主優待だ。権利確定月は3月、9月。毎年6月に開催される株主総会のお土産に、よみうりランドプール入場券などをもらえるため人気のようだ。

2018年8月3日に発表された第1四半期決算では連結経常利益前年比4.5%増、進捗率は65.3%ではあるものの、通期の会社業績予想は減益と控えめな予想である。

株価……4,470円/最低投資額…44万7,000円

スパリゾートハワイアンズを家族で満喫――常磐興産

スパリゾートハワイアンズの入場券などがもらえる常磐興産 <9675> は3月、9月が権利確定月。100株以上の保有が必要だ。スパリゾートハワイアンズは、赤ちゃん用の水場プール、お子様用プール、大人には温泉など老若男女問わず楽しめる施設だ。宿泊予約をすれば、東京駅から無料送迎もあるので便利。

2018年8月9日に発表された業績では、第1四半期の経常損益はマイナス、通期の経常損益も減益が予想されている。

株価……1,828円/最低投資額……18万2,800円

野球観戦、アトラクション、好みで使える優待――東京ドーム

東京ドームシティアトラクションズやラクーアなどで使える割引券、巨人軍の試合観戦券などがもらえる東京ドーム <9681> 。権利確定月は12月、500株以上の保有が必要だ。アトラクションから野球観戦、スパまで、目的別に楽しめるのが魅力。

2018年6月8日に発表された第1四半期の進捗率は18%、通期でも減益予想である。今後業績が回復してほしい銘柄の一つである。

株価……998円/最低投資額……9万9,800円

文・木暮 ゆい(フリーライター)/MONEY TIMES

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