東京ドームバックネット広告の年間使用料、東京の土地76平米、マクラーレンの高級車McLaren P1、「ふるさと創生」で購入した金塊の値段。これらが一体なにか、皆さんはおわかりになるだろうか? ヒント、吉野家の牛丼・並盛なら23万8,095杯。

答えは、「1億円」で手にすることができる品々である。

大金である1億円を使って、学生である主人公たちがどのようにして「儲ける」のかを楽しめるのが、現在TV東京で放送中のドラマ25『インベスターZ』だ。9月21日(金)は通常より30分遅れで深夜1:22から放送される、第11話のみどころを紹介したい。

インベスターZ
©「インベスターZ」製作委員会

24時間眠らないFXマーケット

現在では投資=「FX」と言われるほどの知名度だが、FXとは「Foreign Exchange(外国為替)」の英略。正式には「外国為替証拠金取引」といい、FX以外に「通貨証拠金取引」や「外国為替保証金取引」とも呼ばれている。一般的に「外国為替=FX」、「それ以外=CFD」と呼び区部しているが、実は外国為替証拠金取引は「差金決済取引(CFD)」の一種だ。

FXに取引所はないが、世界各地にある銀行間では為替取引がおこなわれているため、平日であればインターネットで手軽に“24時間”取引が可能。つまり“日中”しか取引ができない株式投資とは違って、昼間に仕事を持つ人が帰宅した夜や、隙間時間などを利用して取引できる。またこれに併せ、日本では主要通貨となる米ドルやユーロの取引が夜に活発となるが、欧米の銀行が日本時間の夜(時差)に開店するためである。

手軽で便利なFXではあるが、瞬時にレートが大きく動くのは上昇ではなく“下降”だ。相場において「上昇より下降のスピードのほうが遥かに速い」は定説だが、2016年6月の英国EU離脱国民投票の開票示に発生した、すさまじい下落などは記録にも新しいかと思う。

今回のドラマでは、この「FX」を取り上げる。投資部を守るため、財前と部員たちが「FX対決」に挑む!

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©「インベスターZ」製作委員会

第11話のみどころ

投資部存続を賭けた、財前孝史(清水尋也)vs藤田慎司(山本涼介)投資3番勝負が開始された。

第一回戦の「不動産対決」では、財前が名門小学校近くにある中古一軒屋を購入し、大家となり家賃収入で挑んだ。対する慎司は、再開発の余地がある足立区に注目したうえで、“将来への投資”として人形工場を購入したことで勝利する。

第二戦は3日間で1億円を元手にいかに儲けるかを競う「FX対決」と発表。慎司に一敗した財前は、3年の渡辺隆子(柳美稀)にFXのレクチャーを受けながら、練習がてらに実践してみることに。ところが財前は、あっという間に1,800万円もの損失を出してしまうのだ。

――秒単位で儲けと損が決まる、それがFXよ。

様子を見ていた隆子は、財前が慎司に負けた理由を分析し、FXで一番大事な心構えを伝授する。投資部メンバーからの応援を受けながら、こうして迎えた決戦の日。次で負けたら廃部が決定するこの勝負で、財前は投資部を守るため、1億円を元手に資金をどれだけ増やせるのか?

家賃収入が見込まれる“大家”が300万人時代を迎えた現在、なかには“サラリーマン大家”などもいるという。近い将来、サラリーマン以外の肩書きに、FX投資家や大家などが当たり前になるのかもしれない。(ZUU online 編集部)