MMD研究所は、オンライン学習塾アオイゼミ( https://www.aoi-zemi.com/ )運営会社:株式会社 葵)との共同調査第2弾として、アオイゼミを利用する2018年4月に入学した中学1年生(n=120)と高校1年生(n=518)の男女638人を対象に2018年4月2日~4月8日の期間で「この春に入学した中高生のスマートフォン利用実態調査」を実施いたしました。
【調査結果サマリー】
■ スマートフォン利用率、中1が71.7%、高1が94.4%、スマートフォン利用者のOSの割合は中1がAndroid 61.6%、iOS 38.4%、高1はAndroid 37.6%、iOS 62.4%
■ 勉強時のスマホ活用法上位、中1は「解き方を検索、動画の授業視聴、音楽視聴」高1は「英単語検索、音楽視聴、学習時間の管理」
■ 新入学生が楽しみにしていること、不安・嫌なこと「リアルでの友達作り」高校生の47.9%が楽しみ、46.7%が不安・嫌なことと回答
■ 新入学生が将来就職する上で重視したい項目の上位中高ともに「好きなこと・得意なことができる」「残業なく休みが取れる」
スマートフォン利用率、中1が71.7%、高1が94.4%、スマートフォン利用者のOSの割合は中1がAndroid 61.6%、iOS 38.4%、高1はAndroid 37.6%、iOS 62.4%
アオイゼミを利用する2018年4月に入学した中学・高校1年生の男女638人を対象に、現在利用している携帯電話について聞いたところ、中学1年生(n=120)の71.7%、高校1年生の94.4%が「スマートフォン」を利用していることがわかった。
続いて、スマートフォンを利用している中学・高校1年生に、OSを聞いたところ、中学1年生(n=86)の61.6%がAndroid、38.4%がiOSを利用し、高校1年生(n=489)の37.6%がAndroid、62.4%がiOSを利用し、学生区分で利用しているOS比率が異なることがわかった。
携帯電話を利用している中・高1年生に、入学する際に携帯電話を購入、または買い替えたかを聞いたところ、中・高生ともに「あてはまるものはない」という回答が最も多かった。学生区分で見ると中学1年生(n=93)では「初めて自分用のスマートフォン(Android)を買った」が15.1%、次いで「スマートフォンを買い替えた(Android → Android)」「スマートフォンを買い替えた(iPhone → iPhone)」が10.8%となり、高校1年生(n=496)で最も多かった回答は「初めて自分用のスマートフォン(iPhone)を買った」が13.7%、次いで「初めて自分用のスマートフォン(Android)を買った」が11.3%となった。
勉強時のスマホ活用法上位、中1は「解き方を検索、動画の授業視聴、音楽視聴」高1は「英単語検索、音楽視聴、学習時間の管理」
スマートフォンを利用している中・高1年生を対象に、今後スマートフォンを勉強で利用しますか(※アオイゼミは除く)と聞いたところ、中学1年生(n=86)では今後は(も)使おうと思っている、または今以上に使うという回答は88.4%、高校1年生(n=489)では80.6%となった。
前問で勉強時にスマートフォンを今後は使おうと思っている、または今以上に使うと回答している人中・高1年生を対象に、勉強(※アオイゼミは除く)でどのようにスマートフォンを使おうと思っているか(複数回答可)を聞いたところ、中学1年生(n=79)では、「Googleなどで解き方を検索する」が38.0%と最も多く、次いで「YouTubeなどの動画で授業を見る」「勉強中に音楽を聴く(休憩時間など、リフレッシュは除く)」が36.7%となった。
一方高校1年生(n=444)は、「英単語や言葉の意味をネットで検索する」が44.6%と最も多く、次いで「勉強中に音楽を聴く(休憩時間など、リフレッシュは除く)」「学習時間を管理するアプリを使う」が39.6%となり、中学生と高校生では使い方が異なる結果となった。
新入学生が楽しみにしていること、不安・嫌なこと「リアルでの友達作り」高校生の47.9%が楽しみ、46.7%が不安・嫌なことと回答
アオイゼミを利用する2018年4月に入学した中学1年生と高校1年生の男女638人を対象に、中学生/高校生になって楽しみにしていること(複数回答可)を聞いたところ、中学1年生(n=120)では「部活動」が53.3%、「リアルでの友達作り」が45.8%、「文化祭や運動会(体育祭)などの学校行事」が35.8%となった。
高校1年生(n=518)は「部活動」が54.1%と最も多く、次いで「文化祭や運動会(体育祭)などの学校行事」が52.1%、「リアルでの友達作り」が47.9%となり中・高生ともに同じ項目が上位にランクインした。
続いて中学生/高校生になって、不安なこと、嫌なこと(複数回答可)を聞いたところ、中学1年生(n=120)では、「大学(高校)受験に向けた勉強」が29.2%と最も多く、次いで「先輩・後輩の交流」が24.2%、「本格的な英語の授業」が23.3%となった。
高校1年生(n=518)は「リアルでの友達作り」が46.7%、「それぞれの教科での中学より高度な授業」が44.2%、「大学受験に向けた勉強」が36.5%となり、前問で47.9%が「リアルでの友達作り」で楽しみにしていると回答した一方で、46.7%が不安なこと、嫌なことと回答した。
新入学生が将来就職する上で重視したい項目の上位 中高ともに「好きなこと・得意なことができる」「残業なく休みが取れる」
アオイゼミを利用する2018年4月に入学した中学1年生と高校1年生の男女638人を対象に、将来就職する上で重視したいこと(複数回答可)を聞いたところ、中学1年生(n=120)は「自分の好きなこと・得意なことができること」が45.0%、「残業がなく、休みがしっかりしていること」が40.0%、「会社がつぶれないこと」が27.5%となった。
高校1年生(n=518)では「自分の好きなこと・得意なことができること」が61.0%、「残業がなく、休みがしっかりしていること」が44.0%、「成果が給料に反映されること」が37.3%となった。
前問で将来就職する上で重視した項目を選んだ理由を自由回答で聞いたところ、下記のような内容が挙がった。
【中学1年生】
・ 将来自分が困らないような給料が貰える会社に入りたい
・ 今までのことを生かせるような職業になりたい
・ なりたい夢の勤務条件と似ているから
・ コミュニケーションが上手くできるか不安だ 失敗が怖い
・ 安定した収入をえたい
・ とにかく勉強をがんばりたい、まだ、働く実感がない
【高校1年生】
・ 会社を辞めたくなったり、鬱になる程辛い思いはしたくない
・ 遊びと仕事はきちっと、というメリハリのある人間関係を作りたい
・ そもそも大学に入学できるか不安
・ 母子家庭だから普通の職業より少し高い給料の方が親孝行ができるのかなって思ったから
・ いい会社に入って子供とかに自信をもってどんな仕事をしているか言えるようになりたいから
・ テレビやインターネット等で、ブラック企業のことをよく聞くのでそれがないことを重視した
・ デザイナー志望のため、自分の感性を伸ばせる職場で働きたいと考えているから
・ こういう時代なので安定且つある程度高い生涯賃金が期待できること
・ パワハラしない上司がいいから
・ AIに仕事を奪われてしまうというニュースを見聞きしていて、将来や老後が心配だから
・ ブラック企業などニュースで様々な問題を目にするのでそのようなことがない会社に就職できるようにしたい
・ お金が欲しくて、自由な生活をしたいから
執筆者:セノオ アキコ
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。
(提供:MMD研究所)