相場が下がる際“売り”で儲けることを「ベア」という。反対に上昇している時の“買い”での儲けが「ブル」だ。

ベア(Bear)は相場において弱気を示す言葉で、熊が前足を下ろす仕草などから下落の意味で使われている。一方のブル(Bull)は雄牛が下から角を突き上げる仕草から、相場の上昇を表すのだという。

相場が下落している時になぜ儲かるのか?こうした仕組みを教えてくれるのが、現在TV東京で放送中のドラマ25『インベスターZ』だ。そんな本作もいよいよ最終回!9月28日(金)深夜0:52から放送される第12話のみどころを紹介したい。

インベスターZ
©「インベスターZ」製作委員会

現実世界とリンクする豪華なゲスト陣

本作『インベスターZ』では、実在の企業・著名人が多く出演した。冒頭のナレーションに「ホリエモン」こと堀江貴文さんの起用をはじめとし、第4話では「メルカリ」社長である小泉文明さんなど、当代きっての注目を集める人物が登場したドラマだ。

こちらではドラマを振り返る意味を兼ねて、作品に登場したゲストやエピソードをピックアップで紹介したいと思う。

第3話で『会社四季報 創刊号』を携え登場したのが、東洋経済ONLINE編集部で記者をして高橋志津子さんだ。高橋さんはさまざまな媒体でも編集・執筆を手掛けており、書籍、雑誌を中心としたコンテンツの宣伝活動をおこなっている。

また原作『インベスターZ』で『会社四季報』が登場した際には、「会社四季報ONLINE」にて同作を“人気の投資マンガ”として紹介。同社ではコラボのプレゼント企画として、四季報が掲載された漫画4話分が、3年経った今も無料公開されている。

第5話の作中でおこなわれたパネルディスカッションで、モデレーター(司会者)として登場したのが、コンサルティング会社「リンクアンドモチベーション」取締役の麻野耕司さん。リンクアンドモチベーションでは、人材育成、組織開発、人材採用などの支援サービスをおこなっている。

ところで番組内で使われたこのシーンは、実際にテレビ東京で「新時代に“活きる”キャリア」をテーマに開催された本物のトークイベントだ。日本を代表するトップベンチャー「メルカリ」、「メタップス」、「SHOWROOM」の社長3人が登壇する機会はそうそうないと、一般観覧者も当日は目を輝かせていたという。

ちなみに第4話の就活セミナーの講師・海老沢康生は『エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-』、第9話の不動産対決の有名投資家・塚原為之助は『マネーの拳』と、それぞれ原作者である三田紀房さんの著書で主人公を導くメインキャラクターと同姓同名。ファンのみならず、思わずニヤリとさせられたのではないだろうか。

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©「インベスターZ」製作委員会

第12話のみどころ

投資部存続を賭けた財前孝史(清水尋也)vs藤田慎司(山本涼介)による投資3番勝負!

第1戦目の「不動産対決」は慎司に勝利を奪われるも、後のない第2戦目「FX対決」で財前は投資部の応援で苦くも勝利をつかむ。運命の最終決戦は、巨大モニターに並ぶ東証一部上場企業から数社選び、時価総額の合計を100兆円に近づける「100兆円時価総額バトル」。

総額が大きい企業から選ばなければ100兆円に到達しない。だが1円でも超過したら失格という厳しいルールだ。最初の選択権を得た慎司は、当然ながら時価総額1位の企業を獲得。なかなか選択権が得られない財前は焦りばかりが募るのだが……。

――投資部なんか無くなったってかまわない、潰せっ!

投資部存続を賭けた戦いの結末は?投資部を……仲間を守るため財前が最後の戦いに挑む!

学生たちが投資を通して、お金や世の中の仕組みを“学ぶ”ことができる『インベスターZ』。この作品に出逢った学生たちが、将来の投資家、企業家として活躍する日も、そう遠くはない末来かもしれない。(ZUU online 編集部)