【目次】
①アクセスグループ・ホールディングスIPOの基礎情報
②ビジネスモデル解説(執筆=株価プレス管理人)【10/19更新】 ※有料会員限定(一部)
③IPOジャパン編集長 西堀敬 氏のコメント 【10/22更新】 ※有料会員限定
- 会社名
- 株式会社アクセスグループ・ホールディングス
- コード
- 7042
- 市場
- JASDAQスタンダード
- 業種
- サービス業
- 売買単位
- 100株
- 代表者名
- 木村 勇也 /1979年生
- 本店所在地
- 東京都港区南青山一丁目1番1号
- 設立年
- 1990年
- 従業員数
- 17人 (2018/08/31現在)(平均37.9歳、年収416.2万円)、連結170人
- 事業内容
- 販促ツール制作および発送関連を中心とした広告プロモーション事業、新卒・若年者および外国人留学生向け採用広報事業、大学・専門・中高の学生・生徒募集および外国人留学生向け学校広報事業
- URL
- https://www.access-t.co.jp/
- 株主数
- 39人 (目論見書より)
- 資本金
- 100,000,000円 (2018/10/02現在)
- 上場時発行済み株数
- 1,159,800株
- 公開株数
- 460,000株(公募240,000株、売り出し160,000株、オーバーアロットメント60,000株)
- 調達資金使途
- 既存サイト拡充若しくは新規開発に関する設備投資、子会社に対する投融資 、人件費 、借入金の返済
- 連結会社
- 3社
- スケジュール
- 仮条件決定:2018/10/18→1,240~1,340円に決定
- ブックビルディング期間:2018/10/22 - 10/26
- 公開価格決定:2018/10/29→1,340円に決定
- 申込期間:2018/10/30 - 11/02
- 払込期日:2018/11/05
- 上場日:2018/11/06→初値3,500円
- シンジケート ※会社名をクリックすると外部サイトへ飛びます
- 主幹事証券:大和証券
- 引受証券:みずほ証券
- 引受証券:SMBC日興証券 (SMBC日興証券の詳細記事はこちら)
- 引受証券:岡三証券 (岡三証券の詳細記事はこちら)
- 引受証券:SBI証券 (SBI証券の詳細記事はこちら)
- 大株主
- 木村 春樹 402,500株 43.76%
- 木村 勇也 248,600株 27.03%
- (同)A・G・S 134,500株 14.62%
- 木村 純子 70,000株 7.61%
- 社員持ち株会 22,200株 2.41%
- 増永 夏美 7,500株 0.82%
- 土田 俊行 3,000株 0.33%
- 冨澤 一憲 3,000株 0.33%
- 豊田 隆 3,000株 0.33%
- 田中 康弘 2,000株 0.22%
- 中野 博昭 2,000株 0.22%
- 業績動向(単位:百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
- 2016/9 連結実績 4,330 162 155 88
- 2017/9 連結実績 4,505 163 152 121
- 2018/6 連結3Q累計実績 3,684 293 284 181
- ロックアップ情報
- 木村勇也、木村春樹、その他の株主37名は上場後180日目の平成31年5月2日までは普通株式の売却ができず(例外あり)
- 調達額(公開株数×公開価格)
- 6億1640万0000円(460,000株×1,340円)
- 潜在株数(ストックオプション)
- なし
- ビジネスモデル解説(執筆=株価プレス管理人)
-
アクセスグループ・ホールディングス<7042>は、企業等に対する広告プロモーション、採用プロモーション、学校法人に対する生徒募集プロモーションを手がける企業グループである。
持株会社である同社に加え、連結子会社3社(アクセスプログレス、アクセスヒューマネクスト、アクセスリード)の合計4社でグループは構成されている。
■プロモーション事業(アクセスプログレスが展開)
プロモーション事業は、セールスプロモーション分野に特化して事業展開を行っている。住宅、シニア居住施設、アパレル、外食、旅行、自動車販売等をターゲット業界として、企業などが販売促進したい商品・サービスを消費者に対して、直接的にアプローチするダイレクトプロモーションを展開している。
具体的には、クライアントに対してDM、パンフレット、Webサイト等の制作・印刷・発送代行などを行っている。
■採用広告事業(アクセスヒューマネクストが展開)
採用広告事業は、大学を新卒で卒業する学生や若年層の転職者に対して、クライアント企業の採用情報を提供している。また企業説明会やセミナー等の開催を行い、クライアント企業から出展費を得る事業展開も行っている。
具体的にはクライアントに対してWebサイト作成、就活イベント開催、人材紹介等を行っている。
■学校広報事業(アクセスリードが展開)
学校広報事業は、教育機関の学生募集に関わる広報業務の総合的なサポートを展開している。外国人留学生や日本人受験生向けの合同進学説明会の開催、Webサイト上での情報提供を通じて、クライアントから出展・広告収入を得ている。
またWebサイトやパンフレット作成、オープンキャンパス等の事務局運営代行、各種業務代行等の学校運営支援業務も行っている。
■事業の特長
同社グループは、約650社と提携しており デジタル・アナログ問わずに幅広い広報活動や周辺業務の実現が可能であり、非常に幅広いサービス展開を行っている。
また青山・渋谷・梅田(大阪)・名古屋駅前の4カ所に自社保有のイベント会場「アクセスフォーラム」を開設 しており、機動的なイベント開催が可能である。
また外国人留学生ビジネスについても2009年より開始 しており、進学・生活・就職の各場面にそれぞれにおいて、外国人留学生に向けたサービス展開を手掛けている。
■部門別推移
主要3部門の部門別推移は下記となっている。
・プロモーション事業
2016年9月期 売上高16億円
2017年9月期 売上高17億円
2018年9月期(予想) 売上高17億円
・採用広報事業
2016年9月期 売上高16億円
2017年9月期 売上高15億円
2018年9月期(予想) 売上高16億円
・学校広報事業
2016年9月期 売上高12億円
2017年9月期 売上高13億円
2018年9月期(予想) 売上高13億円
プロモーション事業が採用広報事業に比べ、若干売上が高い状態にある。また学校広報事業はプロモーション事業の約7割の事業規模である。
若干の上下はあるものの、3事業ともに安定的な売上を維持している。
■業績推移
2016年9月期 売上高43億円、経常利益1.6億円、当期純利益0.9億円
2017年9月期 売上高45億円、経常利益1.5億円、当期純利益1.2億円
2018年9月期(予想) 売上高46億円、経常利益1.8億円、当期純利益1.1億円
着実に売上高は拡大している。また経常利益ベースでは2016年9月期~2017年9月期は横ばいであったが、当期(2018年9月期)は微増の計画となっている。
着実な増収の一方で、経常利益は1.5億円レベル、当期純利益は1億円レベルを上下している状態である。
■財務状況
2017年9月期末の時点で資産合計24億円に対して純資産価額7.7億円であり、自己資本比率は33%。
自己資本比率は30%を超えており、健全な財務状態となっている。短期及び長期借入金を合わせて6.8億円の借入金があるものの、現預金10億円を有しており、実質的には無借金会社となっている。
■資金使途
IPOにより3.6億円の資金調達を予定している。資金使途については、設備投資資金1.0億円、借入金の返済1.5億円、子会社に対する投融資0.1億円、新規採用後の人件費に年0.7~0.8億円を充当する計画である。
■今後の注目ポイント