MMD研究所は、株式会社葵(東京都千代田区、代表取締役:石井貴基)の運営するオンライン学習塾アオイゼミとの共同調査第3弾として、アオイゼミを利用している高校生の男女922人を対象に2018年8月29日~9月25日の期間で「高校生の進路とスマートフォンに関する調査」を実施いたしました。

【調査結果サマリー】
■ オンライン学習塾「アオイゼミ」を利用している高校生の所有端末、スマートフォンが97.6% そのうちiPhoneが54.6%、Androidが43.0% 
■ 高校生の60.3%がスマートフォンで勉強するようになってから「勉強時間が増えた」と回答 
■ 四年制大学に進学したい理由、高校1・2年生のトップは「専門的な勉強をしたいから」 高校3年生のトップは「就職に有利だと思うから」
■ 志望校を決める際の情報源、高校1年生のトップは「大学のパンフレット」、高校2・3年生のトップは「オープンキャンパス」
■ 高校生の将来なりたい職業・企業トップ3は「公務員」(29.5%)「大手企業」(17.1%)「海外で働きたい」(10.6%) 「公務員」は各学年いずれもトップ
■ 高校生のiPhoneユーザー、30.2%が「公務員になりたい」 OS別で最も差が出たのは「就職できれば何でもよい」

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

オンライン学習塾「アオイゼミ」を利用している高校生の所有端末、スマートフォンが97.6% そのうちiPhoneが54.6%、Androidが43.0%

オンライン学習塾「アオイゼミ」を利用している高校1~3年生の男女922人を対象に、所有している携帯端末について聞いたところ、所有率が最も高かったのは「スマートフォン」で97.6%だった。OS別にみると、「iPhone」が54.6%、「Android」が43.0%。フィーチャーフォン(ガラケー)は0.8%に留まった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

また、性・学年別にみると、「iPhone」の所有率が最も高かったのは女子が高校3年生(n=136)で58.8%、男子で最も高かったのは高校1年生(n=125)で56.8%となった。「Android」の所有率が最も高かったのは、女子が高校2年生(n=145)で48.3%、男子で最も高かったのも高校2年生(n=85)で48.2%となった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
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高校生の60.3%がスマートフォンで勉強するようになってから「勉強時間が増えた」 と回答

高校1~3年生の男女922人を対象に、スマートフォンで勉強するようになってから勉強時間に変化があったかどうか聞いたところ、「勉強時間が増えた」と回答したのは29.6%、「どちらかといえば勉強時間が増えた」は30.7%、「どちらともいえない」は38.2%、「どちらかといえば勉強時間が減った」は1.0%、「勉強時間が減った」は0.5%となった。

「勉強時間が増えた」と「どちらかといえば勉強時間が増えた」のいずれかを解答した高校生は60.3%に上り、全体の6割以上が勉強時間の増加を実感していることが分かった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

また、学年別にみると、「勉強時間が増えた」と回答した割合が最も高いのはやはり高校3年生(n=236)で、38.6%だった。さらに、「勉強時間が増えた」と「どちらかといえば勉強時間が増えた」を合算した割合でも高校3年生は最も高く、67.4%だった。

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四年制大学に進学したい理由、高校1・2年生のトップは「専門的な勉強をしたいから」 高校3年生のトップは「就職に有利だと思うから」

四年制大学への進学を検討していると回答した高校生の男女762人を対象に、四年制大学に進学したい理由について聞いたところ(複数回答可)、高校1年生のトップは「専門的な勉強をしたいから」で50.4%、高校2年生のトップも同じく「専門的な勉強をしたいから」で53.2%、高校3年生のトップは「就職に有利だと思うから」で53.5%となった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

志望校を決める際の情報源、高校1年生のトップは「大学のパンフレット」、高校2・3年生のトップは「オープンキャンパス」

続いて、四年制大学への進学を検討していると回答した高校生の男女762人を対象に、志望校を決める際の情報源について聞いたところ(複数回答可)、高校1年生のトップは「大学のパンフレット」で45.1%、高校2年生のトップは「オープンキャンパス」で49.5%、高校3年生のトップも同じく「オープンキャンパス」で53.5%となった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

高校生の将来なりたい職業・企業トップ3は「公務員」(29.5%)「大手企業」(17.1%)「海外で働きたい」(10.6%) 「公務員」は各学年いずれもトップ

高校1~3年生の男女922人を対象に、将来なりたい職業や入りたい企業について聞いたところ、全体のトップ3は「公務員」(29.5%)、「大手企業」(17.1%)、「海外で働きたい」(10.6%)となった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

また、学年別にみても「公務員」はいずれもトップで、高校1年生(n=456)は32.2%、高校2年生(n=230)は28.3%、高校3年生(n=236)は25.4%だった。

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高校生のiPhoneユーザー、30.2%が「公務員になりたい」 OS別で最も差が出たのは「就職できれば何でもよい」

さらに、スマートフォンを所有していると回答した高校生の男女899人を対象に、利用しているOS別に将来なりたい職業・入りたい企業について集計してみたところ、iPhoneユーザー(n=503)のトップ3は「公務員」(30.2%)、「大手企業」(18.9%)、「海外で働きたい」(11.9%)だった。一方、Androidユーザー(n=396)のトップ3は「公務員」(28.3%)、「大手企業」(15.2%)、「海外で働きたい」(8.8%)・「クリエイター」(8.8%)という結果になった。「海外で働きたい」と並んでAndroidユーザーの3位に食い込んだ「クリエイター」はiPhoneユーザーでは4.2%だった。

iPhoneユーザーとAndroidユーザーで最も差が出たのは「就職できれば何でもよい」で、iPhoneユーザーが10.1%だったのに対し、Androidユーザーでは14.9%だった。

高校生の進路とスマートフォンに関する調査
(画像=MMD研究所)

執筆者:坂本 有珠

※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。

(提供:MMD研究所