1979年、欧州首脳会議で、通貨協力を強化して欧州に通貨安定地帯を構築することを目指すために承認された制度。イギリスを除くEC8カ国(西ドイツ、ベルギー、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、アイルランド、デンマーク)が加盟した。このシステムは、1999年1月にユーロによって通貨統合されるまで機能した。欧州共同体(EC)加盟国の通貨に一定の変動幅年±2.25%を設定したことにより、相場の安定が維持された。