ポイントは「1日の終わりの振り返り」

手帳
(画像=THE21オンライン)

手帳をうまく使えば、予定や時間を管理するだけでなく、PDCAをより早く回し、仕事を早く終えることができるようになる。建設会社で働きながら手帳を使って仕事の効率化に成功し、その手帳術が注目されている谷口和信氏に、「18時退社」を実現する手帳術についてうかがった。(取材・構成=内埜さくら)

PDCAで最も重要なのは「Check」

皆さんご存知のことと思いますが、「PDCAサイクル」とは、業務を継続的に改善していく手法のひとつです。P(Plan=計画)、D(Do=実行)、C(Check=振り返り)、A(Action=改善)の順番を繰り返すことで、仕事の精度が高まります。

PDCAサイクルを回すために最重視すべき項目は、振り返り(C)です。振り返りこそがPDCAサイクルが円滑に回るかどうかの鍵を握っていると私は考えます。

なぜなら、振り返りをすると必ず課題が見えてくるからです。課題は改善点でもあります。改善点がわかると同じミスを繰り返さなくなるのです。

とはいえ、「Cのやり方がわからない」という人もいるようで、振り返りは「計画(P)」や「C実行(D)」に比べて難しく捉えられがちです。

そこで、ここでは「振り返り」を重視した私の手帳活用術についてお話しします。

最大のポイントは、時間軸の目盛りがある手帳を使い、「予定(計画)」を書き込んだ下に、「結果(ログ)」も書き込むことです。