病院で日々患者さんやそのご家族と対話を続ける看護師の皆さんは、一息つく暇もなく慌ただしく過ごしているのではないでしょうか。忙しい日々を送る中、将来に備えてお金を積み立てていきたいと思う人はお金に働いてもらうという考え方を身につけてみませんか。

看護師のお仕事では収入にも限界がある

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(画像=East & West / PIXTA)

看護師さんは人の命を守るお仕事です。日々、病院に入院中、もしくは通院している多くの患者さんと向き合っています。時には急患が相次いだり、残業したりすることもあるでしょう。また、患者さんの容態が悪化し、緊迫した雰囲気になることもあるかもしれません。いつも、生と死の隣合わせで仕事をしていることもあり、他の職業と比較すると高い収入を得られている人も少なくないでしょう。

しかし、本業ひとつの収入源だけでは将来のための貯金を考えていたとしても限界を感じてしまうことも否めません。それでは、将来のために今のうちから収入を増やしたいと思う人はどのようにして収入を得るのがよいのでしょうか。

2種類のお金の増やし方

お金を増やす方法のひとつには、「自分自身がもっと働く」ということが挙げられます。一生懸命頑張ってキャリアを積み、昇格していけば収入が増える可能性もあります。さらに、もしも副業が認められる病院があるのなら、別の仕事で収入を得る事も可能でしょう。

しかし、1日24時間という時間が25時間や30時間になることはありません。24時間という限られた時間の中で、働き詰めで体を壊しては意味がありません。体力やメンタルを回復する休息の時間、リラックスする時間も欠かせないでしょうし、副業によって本業の看護師の仕事に支障をきたすことは許されることではないでしょう。

そこで、もうひとつの収入を得る方法「お金に働いてもらう」を意識するのです。ロバート・キヨサキ氏の著書で大ヒットした「金持ち父さん貧乏父さん」の中でも唱えられていますが、「自分は働かずお金に働いてもらう」とはリスクを取りながらもお金を増やしていくさまざまな手法を学び、資産運用を行うことを言います。例えば、株式、投資信託、FX、仮想通貨などに投資を行ってリターンを得るだけではなく、不動産に投資をして家賃収入や売却益を得ることなどもあります。ちなみに、不動産投資は株式等に比べ物件の価格変動が緩やかでじっくりと運用するのに向いていますから、将来を見据えてリスクを抑えて運用したい人には向いているお金の働かせ方と言えるでしょう。

資産運用は早く始めるほどいい

30代・40代のうちから資産運用を始めるのは不安だと思う人もいるかもしれませんが、資産運用は若いうちから始めるほうがよいと考えられます。今40歳の人が60歳までに1,500万円貯めたいなら、毎月6万2,500円貯蓄する必要があります。毎月6万円強のお金を貯め続けるのは考えている以上に我慢が伴いますよね。45歳の人が60歳までに1,500万円これから貯めるとなれば、毎月8万3,333円貯めなければなりません。もしも、30歳から60歳までに1,500万円貯めるなら毎月4万1,666円を貯蓄に回せばよいのです。単純比較で貯蓄と考えても、早めにお金を貯め始めるほうが毎月の負担が少なくなることが分かります。

今1,000万円を銀行預金に預け入れたとしても、1年で2,000円しか増えない状況です。もしも、毎月これだけのお金を預金で貯めるのは難しい……、少しでも効率的にお金を増やしていきたいという人は変動商品のリスクをとって資産運用を始めてみましょう。例えば、リスクはあるものの利回りが5%であれば1,000万円の金融商品で毎年50万円ずつリターンを得られます。単純比較はできませんが、その差は250倍です。期間が長ければ長いほどリターンも変わってきますから、早めに資産運用を始めるほうがよいということがお分かりになるのではないでしょうか。

お金に働いてもらう発想をもとう

仮に資産運用にうまくいかなかったとしても、若いうちの失敗なら、時間をかけて損失を取り戻すことも可能でしょう。資産運用は経験を積めば積むほど、理解が深まり、さまざまなやり方を覚えていけます。自分のリスク許容度や将来必要になる資金がどれくらいかを計算し、早めに将来に向けて資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。(提供:Medi Life