投資顧問会社、運用会社から独立した大島氏だが、「いまファンドマネジャーをやっていないことが非常に残念と思っている」とし、さらには「もう一度ヘルメットをかぶろうかと思っているくらい」とまで言う。それはなぜか。(取材・濱田 優 ZUU online編集長/写真・森口新太郎)

(取材は2019年4月上旬に行われました)

特集大島和隆04
(画像=AJP / shutterstock.com, ZUU online)

注目のテーマは自動運転、5G、IoT

――投資家教育を進める上で、書籍を出したりスクールやセミナーを開講したり、るとか、本を出すとかいろいろ方法はあると思いますが、どういうステップを考えてらっしゃいますか?

まずウェブでの発信ですね。ファンドガレージのサイト(リンク)で銘柄選びのポイントやマーケットの状況などを解説するコラムを配信しています。

今後はオフ会のような、リアルのセミナーを開きたいですね。セミナーといっても座学だけじゃなくて、実際に例えばビジネスショーなどに一緒に行くようなものです。目標としては、投資家と一緒にシリコンバレーに視察ツアーに行くようなものですね。

――実際にそういうのツアーが組めると面白そうですね。

見てもらったら分かりますよ。日本の投資家は、アメリカ企業、米株に本来もっと目を向けるべきものだと思っています。実はとっても身近な存在ですからね。

――知ってる会社、いっぱいありますしね。

パッとテーブルを見ただけでもiPhoneのAppleがあって、この中にはGoogleやFacebookのアプリが入っている。スマホで「アメリカ株がいいって言われたんだけど、そんなの分からない」ってつぶやいてるTwitterもアメリカの企業です。

――米株の中でも、もともとテックとか強いと思うんですね。ちょっと投資運用の環境の話をしたいんですが、今の米株、経済的な状況はどう見ているのか。

僕は今、ファンドマネジャーをやっていないことを、非常に残念に思っているんですよ。もう一度、ヘルメットをかぶろうかと思うくらいです。

――そうなんですか? すごい今、難しい状況ではないかと……。