2019年5月7日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米中貿易交渉決裂かと思われるトランプ米大統領の突然のツイートで市場は混乱している。しかし、トランプ氏がどの程度本気なのか、また実際に決裂する確率がどの程度なのか、なんとも判断しづらいが市場は現在、リスクオフムードとなっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週注目されるのは本日7日(火)日本時間午後に予定されているオーストラリア(以下豪)RBAと、明日8日(水)に予定されているニュージーランド(以下NZ)RBNZの政策金利と声明発表だ。市場では豪よりNZのほうが利下げに動く可能性が高いとみられている。しかし豪が政策変更をせず、NZだけ利下げすると自国通貨高になると思われるので、両方の可能性が高いのではないかとみている。その場合、豪はここのところ住宅市場も不調なため、ダウンサイドリスクが残っているだろう。また豪が利下げせず、NZだけ利下げする可能性もあるため、その際は豪ドル買いのNZドル売りで、豪ドル/NZドルの上昇がみられるのではないだろうか。その場合直近高値である1.0726NZドル付近を上回ることになるだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。