「自分はお金持ちにはなれない」とあきらめている人は多いかもしれない。だが、経済の千里眼」の異名を持つ国際金融コンサルタント、菅下清廣氏は「誰にでも、年収1億円を稼ぐチャンスはある」と語る。本特集ではその菅下氏にお金持ちの考え方や人物像を聞くことで、そこから多くの学びが得られたのではないだろうか。最終回「投資のインスピレーション」について聞いた。
投資の上級者になるために、本業でエキスパートを目指せ
――投資を始めるには、元手資金が必要になります。どのくらい貯めればいいですか?
現在、ほとんど貯金がないという人は、まずは100万円を目標にしましょう。100万円が貯まったら次は年収の1年分。理想は、年収の3年分です。100万円でも200万円でも、それくらいのお金が貯まると、それまでの自分とは心の余裕の具合が違ってきます。せっせとお金を貯めるのも簡単なことではありませんが、これまで話してきた「よい生活習慣」を心がけていれば、必要以上にお金が出ていくようなことはありませんから大丈夫です。
――そこからは、どうすればよいのですか。