お金持ちの「時間の使い方」や、「お金の使い方」と「自分への投資の方法」、「お金持ちの人物像」「お金持ちになる考え方」について聞いた本特集。第4回は菅下清廣氏「投資の始め方」と「損をしないための考え方」について聞いた。

リスクを取らなければお金は増えない

「経済の千里眼」が伝授するお金持ちになる方法
(画像=Greg Epperson / shutterstock.com、ZUU online)

――菅下さんは、お金を増やすために「投資」を勧めています。なぜ、銀行などに預けっぱなしではいけないのでしょう。

日本人の「預金好き」は世界でも群を抜いています。個人資産の内訳を見ても、半分以上を預金が占めていて、これは欧米諸国と比べて異様に高い割合です。預金なら、今の低金利時代ではほとんど増えないでしょうが、少なくとも減ることはありません。そのような考えなのかもしれません。確かに、投資をすれば損をするかもしれません。だから、「投資して資産が目減りするよりは預金のほうがましだ」と考えるのでしょう。

しかし、この「失敗することだけ」を前提に考える精神構造が、私には理解できません。なぜ、初めから諦めてしまい、成功する努力をしないのでしょうか。