2019年7月10日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日9日(火)のNY市場での話題はペソ。メキシコのウルスア財務相は政策上の見解相違を理由に、突然辞任。ロペスオブラドール政権で主要閣僚が辞任したのは初めて。後任にはエレア財務次官が指名された模様。ウルスケア氏辞任の発表を受けて、ペソは一時2.3%下落。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日10日(水)はパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。6月のNFPの伸びが予想を大幅に上回ったことで、政策金利引き下げの緊急性は後退。ただ利下げの可能性をしっかりと残していくコメントになると想定される。具体的には7月31日のFOMCでは50bpの利下げこそ霧散したが、25bpの利下げをマーケットが100%織り込んでいる。その後も順次FOMCは利下げを行うことをマーケットは織り込んでいるため、それを否定するようなコメントとなれば、株の下落を引き起こす可能性も。注目のパウエルFRB議長の議会証言は日本時間本日10日(水)の23時から。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。