※本記事は9月19日発売の書籍『資本主義ハック』(冨田和成著、SBクリエイティブ、Amazonで予約受付中)の内容を一部引用したものです

資本がわかると世界を前向きに進める

本書を読み終わったあとに、ひとつ、あなたの心に残っていたらいいなと思っていることがある。

それは、「資本主義社会で生きることは、楽しい」という感覚だ。

 ◉会社や仕事に縛られながら、このまま働いていても良い展望が見えない
 ◉仕事のタスクはあるのに、自分の目標がない
 ◉まさに「忙殺」という言葉のごとく、忙しさに殺されている気がする

現代の日本で生きる上で、 こうした感覚を抱いている人も多いと思う。自分の人生であるはずなのに、何かに支配されているような気がして、自分の人生を生きられている気がしない。そんな気持ちのまま生活をしていくのは、とても大変なことだ。

だが、ひとたびコツさえ知ってしまえば、自分の人生のコントロールを取り戻すことができる。その鍵となるのが「資本」という存在である。

私たちが生きている社会は「”資本”主義社会」、 つまり”資本”が第一主義な社会だということは学校で習うのに、「それでは”資本”とはなんですか?」と聞くと答えに詰まるビジネスマンが意外と多い。

資本によって世の中が、あるいは自分さえその一部として動かされているのに、その正体がわからないのであれば、不安になるのも当然である。逆にいえば、資本の性質と扱い方を知ってしまえば、 自分がいま何をすべきか、 そしてどこに向かっていくべきかがわかる。泳ぎ方がわかれば茫洋とした海が途端に楽しい場所に変わるように、この現実世界の見え方が一変するだろう。

それでは「資本」とはなんだろうか(知っている人は読み飛ばしてもらって構わない)。

教科書的にいえば、資本とは「生産手段、あるいはその元手となるもの」である。別の言い方をすれば、「価値を生む仕組み」のことだ。 いまの世界は、日々新たなサービスや商品が溢れ出ているが、これらを生み出すものはすべて資本だ。

町にある「工場」は資本である。物理的に新しい商品を作り出しているだろう。そしてそれを会社という存在を通して所有するための「株」、もまた、資本のひとつだ。株を持っているということは、その会社の資本の一部をそっくりそのまま持っているということに等しい。たとえば、ある「工場」の1000分の1を、「株」というもので代替的に所有することができる。

何より、あなた自身もまた資本のひとつだ。荷物を運ぶ、書類を作る、誰かに知識を教えるといった仕事を通して、他の人や社会に対して価値を「生産」している。

この資本が主軸となってお互いに自由に組み合わさり、 さまざまな新しい商品が生み出され続けることに重きを置いた社会を、 資本主義社会という。

この社会でもっとも自由に、生き生きとして生活できるのは「成長する人」である。というのも、それぞれの人に割り振られた「資本」という役割は、価値を生み続け、成長をし続けることを前提としているからだ。その役割を果たすほどに、社会の恩恵を受けることができる。わかりやすくいえば、お金と時間を手に入れ、人生における選択肢や行動範囲が格段に広がるということだ。

そして何より面白いところが、自分自身という「人的資本」だけではなく、株や債券といった「金融資本」、不動産や車などの「固定資本」、会社組織やビジネスアイデアといった「事業資本」まで、まわりにあるありとあらゆる資本をあなたのアイデァで組み合わせ、一人では到底なしえないような金銭や幸福を実現できるという点なのだ。

こう考えてみると、「この先一生働き続けないといけないのか」という不安や「何をすればいいのかわからない」といった迷いも消える。

いま、この日本で、この世界で自由に生きたいのであれば、働き続けたり、お金を貯め続けたりするのではなく、「資本」を増やすことこそ重要なのだ。

(冨田和成著『資本主義ハック』序章「資本主義はあなたのためにある」より)

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資本主義社会ーー。私たちは今、自分たちの生きる世界が「資本主義社会」であることは知っているのに、それはどういう社会であり、自分たちはそのために何をすべきなのか、分かっていないのかもしれない。

9月19日に発売される書籍『資本主義ハック』(冨田和成著、SBクリエイティブ、Amazonで予約受付中)では、そんな「資本主義社会」を一種のゲームに見立て、ゲームのルールを解説し、ルールを自分のために利用する手段を紹介している。

『資本主義ハック』96ページ分を公開中

資本主義ハック書影
(画像=『資本主義ハック』)

ZUU onlineでは書籍発売を記念し、書籍本文の一部を有料会員向けに公開している(9月18日までは無料会員向けにも公開していたが、19日からは有料会員限定となった)。

内容が気になる方はぜひチェックしてみてはいかがだろう。