2019年9月27日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日26日(木)の米株は反落し、79ドル安でクローズした。トランプ米大統領のウクライナ圧力疑惑に関する内部告発書公表を受け、弾劾を巡る不透明感が高まったことがきっかけだ。一方、中国の王毅外相兼国務委員は、米国製品の購入を拡大する用意があり、トランプ政権は多数の中国製品への関税を免除するなど善意が見受けられるとコメントした。これにより米国株の下落も限定的となった。ドルはポンドを中心に堅調。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ボリス・ジョンソン氏は「この議会は、EU離脱を政府がやり遂げるのを傍観するか、信任投票を実施し、最終的に有権者の審判を受けるかどちらかの選択しかない」と発言。労働党をはじめとする全ての野党に対し、政権への不信任案を提出してみろと挑発した。ボリス・ジョンソン氏は辞任も謝罪も拒否。労働党のコービン党首は、総選挙を望むとしながらも、10月31日の合意なき離脱の可能性が排除されるまでは、選挙実施を支持しないと述べた。英国政治が混沌とする中、英ポンド/米ドルはじり安で、現在1.2325レベルで推移。呼応して、ユーロ/米ドルも1.0920レベルに沈んでおり、重要な1.0900のサポートレベルがブレイクするかどうかの展開。英ポンド/米ドル、英ポンド/円の戻り売りスタンスで。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。