2019年10月29日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

主要通貨はあまり動いていない状況だ。ただ、リスクセンチメントは大変改善しているため、円安が進みやすい環境ではある。トランプ米大統領はおそらく、1年後の米大統領選挙に向けてリスクオフ的な環境には持っていきたくない意向。そのため株価を支える方向の政策しかとらないだろう。そうなると、米中の貿易問題も根本的な解決はないものの、短期的にはやや収束の方向に向かいそうだ。しかしながら、相場がすごく動きやすいという状況でもないので、じりじりと米ドル/円、クロス円が円安方向に行く形となるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

以前から注目されているブレグジットに関しては、いよいよ最終局面となっている。ただし、「合意なき離脱」はほぼなくなったため、ポンドは時間の経過とともにゆっくりと買われていくだろう。英ポンド/円で145.00円が視野に入ってきた。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。