2019年11月7日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日6日(水)の米ドル/円は終値ベースで約0.2%下落。米中通商協議の部分合意が12月にずれ込む可能性があるとの報道を受けて108.82円前後まで小緩むなど、109円台前半の上値抵抗を克服できずに調整含みの展開となった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在の米ドル/円は米中合意期待による月初来の上昇がひとまずストップした形で、改めて方向感を模索する局面に入った模様。108円台後半には、20日移動平均線(108.65円前後)や日足一目均衡表の転換線(108.59円前後)が通っており、この水準を維持できれば短期上昇トレンドも維持されよう。改めて109.30円の上値抵抗突破を試す展開も想定し得る。一方、108.60円前後の下値支持を下抜けるようなら108.00円に向けて調整が深まる可能性もある。いずれにせよ、目先的な市場の関心は米中問題に向けられている。米中通商協議に絡む新たな手掛りがなければ108.60~109.30のレンジ内でもみ合う事になるだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。