2019年11月26日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

本日26日(火)午前11時前、米ドル/円は一瞬、109.19円付近の高値まで跳ね上がった。これは、米中問題に関して市場が内容を誤解し、「第一段階で合意」と捉えての上昇のようだ。実際には、「第一段階の合意に向けて話し合いを継続する」、なおかつ、「中心的議題について協議をする」といった内容で、ヘッドラインに騙された感がある。米ドル/円の日足チャートをみると、8月26日の安値104.44円と10月3日の安値を結んだサポートラインがレジスタンスに変わり、ちょうど本日26日(火)午前中の高値を止めた形となった。また200日移動平均線が108.93円が本日26日(火)の安値を止めた形にもなっている。また21日移動平均線が108.77円にあり108円ミドルにかけて底堅くしているようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジは108.00~109.50円。109.50円を超えてどんどん上がるというイメージはない。方向的にはジワジワと上値を目指す展開を予想している。押し目買いで入り、利食い千人力を心がけたい。まず108円ミドル、出来れば108円台前半を買って、109円台前半でしっかり利食いたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。