2019年11月27日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

トランプ米大統領の弾劾調査は米下院司法委員会に舞台を移し、12月4日(水)に公聴会が開かれる模様。公聴会ではトランプ氏に弁護の機会が与えられることになる。こうした中、米国株は続伸。トランプ米大統領が中国の習主席と話をしていると述べたことが相場を支えているとのコメントが目立つ。話をしただけで相場を支えられているという状況も、ある意味異常ではあるが。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在、「LVMHがティファニーを約1兆7千億円で買収へ」という報道が話題になっている。この金額が巨額なため、この買収にからむ為替(=ユーロ売りドル買い)が出るのではという憶測が流れている。先週末からこのフローによるユーロ/米ドルの売りがマーケットに持ち込まれ、上値が重くなったとの解説もあるが、真相はわからないまま。英ポンド/米ドルは重い展開で、現在1.2850ドルレベルで推移。保守党と労働党の差が縮小しているという報道がきっかけになっているようだが、流動的な世論調査で短期売買をするのはアルゴリズムだけなので、ややついていけない展開だ。英国の総選挙に向けて、英ポンド/米ドルは底堅い動きをするとの見方は変わらず、英ポンド/米ドルの押し目買い。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。