2019年11月28日12時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日27日(水)の米ドル/円は、終値ベースで約0.4%上昇。アジア・欧州市場では109.00~109.10円台の小動きが続いたが、NY市場で米経済指標に好結果が相次いだ他、それを好感して米国株が3日連続で史上最高値を更新する中、109.60円前後まで上伸した。月初来高値を更新し、約半年ぶりの高値を示現した事で心理的節目の110.00円が視野に入ってきた。ただ、本日28日(木)は米国が感謝祭の祝日で、NY市場(株式・債券)は休場となる。明日29日(金)も連休を取る米国勢が多いと見られ、上値追いの機運は高まりにくいと考えられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日28日(木)朝8時頃にトランプ米大統領が「香港人権法案」に署名した(=成立)した事をホワイトハウスが発表した。現時点で米ドル/円の下押しは109.30円台までに留まるが、中国側は同法案が成立すれば報復すると表明しているだけに、中国当局者の関連発言に注意が必要となろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。