2019年12月6日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日5日(木)のNY市場では米国株が小幅続伸。トランプ米政権が15日(日)に予定されている中国製品への追加関税を見送るとの観測から、底堅い展開に。一方、米下院はトランプ米大統領の弾劾訴追状を起草すると、ペロシ議長が発表。呼応して、一時米国株がマイナス圏へ、米ドル/円の上値が重くなる展開に。

現在の為替相場の戦略やスタンス

為替市場では英ポンド/米ドル主導でドルが総じて下落。来週のイギリス総選挙を控え保守党優勢の予想を背景としたポンド買いが続き、対ドルで6月以降最長の5営業日連続上昇。英ポンド/米ドルは5月以来の高値である1.3166ドルまで上昇。英ポンド/米ドルは、200週移動平均が1.3109ドル付近に位置していること、2014年7月の高値である1.7190ドル付近からのレジスタンスが1.3164ドルに位置しており、1.31ドルミドルが明確にブレイクできるかどうかが重要。仮にこのレベルを抜いてくれば、1.3700~1.3800ドル台への上昇の可能性が高まる。英ポンド/米ドルの押し目買い継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。