2019年12月11日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週の最大のイベントは英総選挙。投票締め切りが明後日13日(金)の日本時間午前7時。そのため選挙結果が判明するのが、同日の午前中ということになる。コンセンサスは前回のMRPの世論調査結果の分析の通り、保守党の勝利。ただ本日11日(水)日本時間午前7時にYouGovがMRP方式による最新の調査結果を発表。今回のYouGovの世論調査では、保守党の獲得議席が339議席、労働党が231議席。保守党の獲得議席が前回の359議席から縮小。今回の調査結果が正しければ、選挙情勢が最終盤で厳しさを増したことを示唆することになり、最大野党・労働党の追い上げが続けば、保守党が過半数に届かない可能性も否定できないということになる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

明後日13日(金)の英総選挙直前まで、保守党の勝利を織り込む形で英ポンド/米ドルは底堅い動きを続けると想定していたが、今回のYouGovの結果を受け、ポンドロングの利益確定売りが断続的に進んでいる展開。今回のYouGovの結果を受け、ポンドは一旦様子見。次の大きな動きは英総選挙の結果待ち。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。