2020年1月23日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週末25日(土)の中国の旧正月を前に新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念が根強い中、米ドル/円は本日23日(木)の東京市場で一時109.60円前後まで下落している。サポートと目されていた109.70円を下抜けた事で、チャート上の下値余地は20日移動平均線が通る109.40円前後まで拡大したと見られる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

新型ウイルスによる「パンデミック・リスク」が急激に高まる事は考えにくいものの、明日24日(金)から30日(木)までの中国旧正月休みを前に、香港株や上海株に対する処分売りが強まれば米ドル/円の下押しに繋がる可能性もあるだけに警戒が必要だろう。仮に20日移動平均線も下抜けるようなら、8日(水)に付けた安値(107.65円前後)から17日(金)高値(110.29円前後)までの上げ幅の半値押し水準に当たる108.97円前後が次の下値メドとなる。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。