2020年1月29日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日28日(火)の米国株は反発。S&Pは昨年10月以来の大幅高。新型コロナウイルスの感染拡大を抑える措置が強化され、経済は深刻な打撃を免れる期待が高まったとのコメントが目立つが、一昨日27日(月)の米国株急落の反動といったところ。米国株急騰の要因のひとつはアップル。アップルが発表した2019年第4四半期決算によると、売上高は前年同期比8.9%増の918億2000万ドルと、市場予想を上回った。1株利益は4.99ドルに拡大。これを受け、アップルは急騰。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円はデマーク分析においては、17日(金)の110.29円でひと相場終了。現在多くの参加者が注目しているのが200日移動平均線が108.48円に位置していること。昨日28日(火)はここが割れずに戻しているので、この戻しが109.50円を超えることができるかどうかがポイント。本邦輸出企業が109.30円に少しドル売りをおいているようだ。戦略としては米ドル/円の戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。