人は見た目の印象が大切だとよくいわれています。特に転職面接ではなおさら気をつけたい項目です。面接官は服装やメイク、髪型といったいわゆる身だしなみから、採用後のイメージを想定して面接をすすめます。今回は40代女性が転職面接で気をつけたい身だしなみについて考えてみたいと思います。

40代女性の転職面接で気をつけたい見た目4つの基本と服装

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(画像=PIXTA)

40代女性の転職面接で気をつけたい点は4点あります。1点目は、面接はビジネスパーソンの初対面の場面だという点です。40代女性なら、職種によってはクライアントとのビジネス面談のスキルや経験に長けている人も多いでしょう。面接の場面でもビジネスパーソンとして顧客との初回面談のつもりで行けば間違いありません。

2点目は、清潔感です。40代女性の経験とスキルは、面接でも落ち着きと余裕を感じさせるかもしれませんが、見た目においては、清潔感について普段以上に気を使う必要があるでしょう。

3点目は、業界に合った服装です。40代女性の同業種への転職面接であれば、業界に適した印象や見た目がある程度理解できていると思いますが、業界独特の着こなしや見た目は意外と自分自身が知らない間にしみついているものです。ビジネスに適した服装であることが大前提ですが、転職業界での服装のイメージも考慮しておく必要があるでしょう。

4点目は、サイズ感です。40代女性の転職では、以前の職場においてはスーツスタイルで過ごしていなかったかもしれませんし、業界によっては、長い期間スーツスタイルから遠ざかっている可能性もあるでしょう。以前着ていたスーツでは体形が変わってサイズ感があっていないことも考えられます。40代女性の面接ではサイズ感のチェックも重要になってきます。

それでは、40代女性の転職面談の服装をアイテムごとにチェックしていきたいと思います。

スーツ

転職面接の服装のベースはスーツです。スーツスタイルであればスカートスーツでもパンツスーツでも構わないでしょう。業種によって、どちらか好ましいアイテムを選ぶべきです。

転職面接での応募職種や自分がアピールしたいイメージに合わせて、スカートでいくのかパンツでいくのか決めるのも良いでしょう。一般的にスカートは落ち着いた雰囲気となり、パンツは元気で快活な印象を与えます。

服装を変えるだけでも相手に与える印象はガラっと変わりますので、見た目も一つの戦略と考えれば、スカートでいくのかパンツでいくのかは重要なポイントになりそうです。

シューズ

シューズは、ヒールのあるパンプスが基本です。ヒールは高すぎず低すぎない3センチから5センチが良いでしょう。カラーはブラック以外でも、スーツやバックなどの他のアイテムのカラーに合わせて、同色のブラウンやベージュを合わせるのも良いでしょう。

服装もそうですが、トレンドに合わせたデザインを選択するよりも、クラシカルでベーシックなアイテムを選択するのが面接には適しています。また、サンダルやブーツ、ブーティを選択することはできません。

バッグ

バックは、ブラック、ブラウンといったベーシックカラーで素材はレザー系のアイテムが良いでしょう。バックは上部が閉まるタイプで、床においても自立するアイテムを選択します。

40代女性の転職面接で「服装自由」と指定されたら?

転職面接で、「服装自由」と指定されるケースがあります。ここでは、いわゆるビジネスカジュアルを選択するのがベストでしょう。服装全般にいえることですが、服装自由の面接でも、清潔感とサイズ感は重要です。

スーツスタイルは服装のセンスをカバーしてくれる面がありますが、ビジネスカジュアルは、自分自身のセンスが問われるところです。見た目のサイズ感は自分ではなかなかチェックできない点もありますので、アイテムを購入したついでにショップ店員にチェックしてもらうのもひとつの方法です。ショップ店員はコーディネートの専門家ですから、チェックしてもらえば安心感にもつながります。

女性のビジネスカジュアルの基本的なアイテムですが、ジャケット、ホワイト系のトップス、タイトスカート、ヒールパンプス、レザーバッグの組合せがよいでしょう。カラーは、ネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックカラーがおすすめです。流行のカラーやデザインを採用するよりもベーシックなスタイルを選択するのが面接時には無難です。

転職面接で気をつけたいメイクは?

メイクは濃くなりすぎないように心掛けましょう。口紅やチークのカラーは、顔色が良く健康的に見えるようなナチュラルメイクがベストでしょう。

転職面接で気をつけたいヘアースタイルは?

ヘアースタイルで気をつけたいのは、清潔感とベーシックなスタイルです。面接では髪の毛が顔にかかることがないようにまとめておくのも良いでしょう。ヘアーカラーは、ナチュラルで自然なカラーが望ましく、極端な茶髪などは避けるべきです。

業界や企業に合った印象にすることもチェック

40代女性の面接で気をつけたい基本的な項目を紹介しましたが、近年、服装やメイク、ヘアースタイルは業界や企業によって基準が大きく変化しているのも事実です。職場での服装としてTシャツやデニムを着用することが可能な、今までの基本的な考え方を覆すスタイルが通用する企業もあります。

40代女性の転職面接では、ベーシックな考え方を基本としながらも、求職する業界や個別の企業に合った印象にすることも重要な戦略のひとつでしょう。

文・小塚信夫(ビジネスライター)/fuelle

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