2020年2月28日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日27日(木)のNY市場では米国株が6日続落。直近高値からの下落率があっというまに10%に到達。カリフォルニア州はウイルス感染の可能性がある8400人の経過を観察していると、同州のニューサム知事が明らかにした。これまで33人の陽性反応を確認したとのこと。西原氏のLAの友人によれば、本日28日(金)から突然ドラッグストアからマスクや体温計が品切れ傾向に。ただ日本と違い、バスケットの試合やコンサートは普通に行っている模様。一方、WHOは新型ウイルスについて、パンデミック(世界的な大流行)になる可能性があると指摘。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ゴールドマン・サックスは、2020年の米企業利益見通しはゼロ成長と発表。これを受け、米金利先物市場では年内3回の利下げを織り込みにいっている。日欧の金利はそこまで下げ余地はないので、当然ドル安の流れに。ドル金利の下げでドル安へ。ドルインデックスは反落。ユーロキャリー、円キャリーの巻き戻し、そしてドル金利急落を背景に、戦略としては米ドル/円の戻り売り、ユーロ/米ドルの押し目買い継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。