現金が手元になくても買い物ができるクレジットカードは、生活にはなくてはならない便利なものです。しかし現金をその場で支払っていない分、ついつい出費がかさんでしまい、請求書の金額を見て驚いた経験を持つ人は多いでしょう。今回は、このクレジットカードで使い過ぎないための注意点を具体的に解説します。

えっ……こんな金額!?クレジットカードの請求額に驚いた経験

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(画像=kudla/Shutterstock.com)

何十万円というクレジットカードの請求額を見て、一瞬不正利用を疑ったものの、明細を見るとすべて心当たりがある……。そんな経験をしたことがある人は多いでしょう。

JCBが行った「クレジットカードに関する総合調査(2018年度版)」によると、一番多く使うクレジットカードの月平均利用額は5.2万円でした。一方で、1ヵ月で10万円以上使っている人が10%、20万円以上使っている人が3%います。

請求額を見て驚くことがないよう、クレジットカードの使い過ぎを防ぐための具体的な注意点を挙げてみます。

クレジットカードの使い過ぎを防ぐための5つの注意点

(1)小さな出費は現金で

請求額が高額な理由として、2,000〜3,000円程度の小さな出費が積み重なっているケースが多くあります。「クレジットカードを使うのは1万円以上から」など自分なりにルールを設ければ、使う回数も減って大体いくら使ったかを把握しやすくなるでしょう。

(2)限度額を抑える

強制的な方法ですが、クレジットカードで使える限度額を思い切って下げてしまうのも1つです。そうすれば、その範囲内でやりくりする方法が自然と身につきます。

(3)資産管理アプリとの連携

資産管理アプリと連携させ、いくら使ったかを把握しやすいようにするのも効果的です。カード会社によっては、カードを使う度にプッシュ通知をしてくれるなど、使い過ぎ防止機能がついている場合もあります。気になる人は積極的に利用してみましょう。

(4)サブスク代の見直し

サブスクリプションの代金、略してサブスク代は月単位・年単位で必ず発生する固定費です。利用していない動画サービスや音楽サービスがないか、一度サブスク代を見直してみましょう。たとえ少額でも塵も積もれば山となるので、放置しない精神が大切です。

(5)分割払いにしない

一度分割払いにしてしまうと、癖になるものです。分割払いを繰り返すうちにお金の流れがわからなくなり、支払いに追われる生活に陥らないためにも、分割払いにはくれぐれも注意しましょう。

クレジットカードのメリットを生かす使い方をしよう

クレジットカードは便利ですが、使い方を誤るとかえって自分の生活を圧迫してしまうことになります。使い過ぎをツールのせいにするのではなく、自分自身が正しくツールを使いこなし歯止めをかけていくことも大切です。上記の注意点5点を参考に、ふだんのクレジットカードの使い方をいま一度確認してみてはいかがでしょうか。(提供:Wealth Road