2020年3月31日11時時点に小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円の流れとして、先週24日(火)、111.71円付近の高値を付ける前に4日ほど上をトライした。日足チャートをみても、上ヒゲが連続した後、力尽きて崩れている。その後26日(木)に発表された週間新規失業保険申請件数は、過去最多の328万件に急増したが、ここからも、明日4月1日(水)にはADP全国雇用者数、2日(木)には再び週間新規失業保険申請件数、そして3日(金)には米国雇用統計と重要指標を控えているが、いい結果が出るはずがないだろう。よってここからも米ドル/円の上値が重い展開が考えられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは105.85~109.50円。今週の前述した重要指標の結果次第で、下に突っ込む可能性は十分にあり、下に突っ込んだところでは買いで入ってもいいが、基本戦略としては戻り売りで考えている。最重要指標である3日(金)の米国雇用統計を迎える段階ではスクエアで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。