2020年4月1日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

トランプ米大統領は低迷する経済を救済するため、議会に対し、2兆ドル規模のインフラ支出法案を求めた模様。トランプ氏のツイートによれば、「非常に大規模かつ大胆」なものにすべきだとのこと。しかし、米国株は下落。終わってみれば、第1四半期のNYダウは23%安。これは1987年以来の大幅な下落。原油も四半期としては過去最大の下落を記録。

現在の為替相場の戦略やスタンス

月末、本邦期末である昨日3月31日(火)の為替市場では、リバランスによるドル買いで、一時ドルが反発する局面があったものの、ロンドンフィキシングが終わると、ドル売りへ。多くのストラテジストが昨日3月31日(火)のリバランスの後、ドル売りになるのではないかとコメントしていたが、そうしたマーケットのコンセンサスどおり、素直にドルが下落。豪ドル/米ドル、英ポンド/米ドルは引き続き、ドル売り継続。米ドル/円は4月になっても本邦年金がドル買いをする可能性もあり戻りを待ちたいところだが、こちらもドルの上値は重く、戻りは限定的。ドルの戻り売り継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。