2020年4月3日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日2日(木)の米国株は反発。トランプ米大統領が、サウジアラビアとロシアが原油生産を約1000万バレル削減する見通しだとツイート。減産規模は「これを大幅に上回る可能性もある」としている(日量がどうかには触れていない)。これを受け原油は急伸。NY原油先物は一時35%も急伸。連れて米国株は反発。トランプ米大統領のツイートを受け、エネルギー株が大きく上昇している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は終日107円台前半を攻めたが、GPIFによるドル買いの噂もあった107.00円を割り込めず反発。マーケットがショートになったところに、トランプ氏のツイートだけで、108.03円まで急伸。その後107円台後半でもみあっていたが、本日3日(金)午前8時40分時点で再び108円台を回復している。原油価格の上昇がリスク志向を高め、米ドル/円、そして豪ドル/円が反発。豪ドル/円の押し目買いで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。