2020年4月9日9時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日8日(水)の米ドル/円は、108円台後半を中心にもみ合う展開となり、終値ベースでほぼ横ばい。値幅は59銭程度にとどまり4営業日連続で1円未満の値動きとなった。なお、3月は1日あたりの値幅が平均で2円を超えており、1円未満の値動きは2日のみだった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による為替市場の混乱は落ち着きを取り戻しつつある。市場の落ち着きは円安要因であると同時にドル安要因でもある事から、米ドル/円は方向感が見出しにくい流れとなりそうだ。5日・20日・100日(短期・中期・長期)の各移動平均線が108円台後半に集まっており、現値付近は居心地が良い水準と考えられる。本日9日(木)の米ドル/円は、新型コロナウイルスを巡る情勢に急激な変化がなければ、108円台後半の水準を大きく外れる公算は小さいだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。