2020年4月23日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は107円台後半の小動きが続いており、今週に入って膠着感が増してきた。本日23日(木)早朝には、一部通信社が「日銀が追加緩和を検討」と報じたが円安はほとんど進まなかった。日銀には残された緩和手段が少なく、追加緩和に動いても円安効果は限定的との見方が多いためだろう。米ドル/円は小競り合いを続けながら、動き出しのきっかけを模索する事になりそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日23日(木)は仏・独・欧・英・米など各国で4月製造業/非製造業PMIの発表が予定されており、いずれも新型コロナウイルスの影響で悪化すると見られている。また、欧州連合(EU)首脳会議では総額2兆ユーロ規模の経済復興計画が議論される模様だが、例のごとく一部に前向きではない国がある模様。その他、NY市場では「超高止まり」が続く米新規失業保険申請件数の発表も予定されている。これらが、米ドル/円の動意に繋がるか注目したい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。