2020年5月1日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先月4月の為替市場の主役は豪ドルだった。銅価格の反発に呼応して、豪ドルは主要通貨に対して軒並み急騰。3月19日、RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])が利下げをした日から豪ドルは急騰しており、本日1日(金)午後12時前の時点では、豪ドル/米ドルは一時0.6569ドルまで反発。およそ1カ月強で1000pips以上、米ドル/円でいえば10円急騰したことになる。豪ドル/円も、一時70円回復まで急反発。ユーロ/豪ドルに至っては、3月19日高値の1.9802ドルから1.65412ドルまで3260pipsも暴落している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日4月30日(木)はECB理事会を迎えたが、コンセンサスどおりで特にサプライズはなし。そして、ECBを終えて、暴落していたユーロ/豪ドルが反発し、調整局面入り。呼応して、ユーロクロスも反発。ユーロ/米ドルは2000年からのサポートラインが1.0700ドルに位置しており、20年に渡ってのサポートラインとなっている。戦略的にはユーロ/米ドルの押し目買いで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。