2020年5月20日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
一昨日18日(月)の米国株は急伸。NYダウは911ドル高の2万4597ドルでクローズし、3.85%の急伸となった。上昇のきっかけは、米バイオ医薬ベンチャー企業のモデルナ社が開発中の新型コロナワクチン候補が、初の臨床試験で免疫反応システムが体内に作られる可能性を示したこと。需給改善の観測で原油相場も急伸。WTI先物は31.82ドル/バレルでクローズし8.1%の急伸。「株高、原油高」で、リスクアセットの豪ドル/円は再び節目の70.00円を超えて、一時70.96円まで上昇。米ドル/円も108.09円まで値を伸ばす展開となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
昨日19日(火)のNY市場では、一昨日から一転、モデルナ社の新型コロナワクチン開発への期待が後退し、米国株は取引終盤に急反落して、マイナスに。NYダウは1.6%のマイナスとなった。米ドル/円も107.66円まで反落。豪ドル/米ドルも前回の高値を超え、0.6585ドルまで上昇するも、0.6525ドルへ反落。米ドル/円の中期の流れは上昇トレンドで変わらずも、108円台をなかなか回復できず。米ドル/円は108.00円レベルでいったんスクエアにし、押し目を待ちたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。