2020年5月21日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日20日(水)の米ドル/円は終値ベースで0.2%弱の小幅安。108.00円前後の上値抵抗を突破できずに調整する形となり、NY市場序盤には107.30円台まで弱含む場面もあった。一方、本日21日(木)朝は107.70円台に小反発するなど、方向感を欠く相場展開が続いている。ここひと月以上続く、およそ106.00~108.00円のレンジをブレイクするのは本日21日(木)も困難だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一部の市場参加者は明日22日(金)の日銀臨時会合に注目している模様だ。日銀は、明日22日(金)の会合で中小企業などへの資金繰り支援に向けた資金供給策を決めると見られる。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)も「米経済を支えるためにあらゆる手段を用いる」と表明しており、日米中銀の金融政策スタンスに格差は感じられない。日銀の追加支援策でも米ドル/円のレンジブレイクに繋がる公算は小さいだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。