2020年6月5日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日4日(木)の米国株は上昇一服。S&Pは5日ぶりに反落。ナスダックは0.7%安。後述するECBの金融緩和拡大にも関わらず、欧州株も下落。為替市場ではユーロ/米ドルが8日続伸。9年ぶりの連続高となり、3カ月ぶりの高水準を付けた。ユーロ/円では1年1ヶ月ぶりの高値である123.97円まで急騰。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ECBが発表したパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の増加幅が市場予想を上回ったことがユーロ買いを誘引。第2四半期、15%急騰しクロス円を牽引してきたのが豪ドル/円。ただユーロ/円の急伸により、ユーロ/豪ドルが上昇し、豪ドル自体の上昇圧力は低下。

そして豪州のS&P/ASX200のRSIは1月以来の高水準に達し、徐々に買われすぎゾーンに入ってきているため、豪州の株式指数、そして豪ドル/円の調整に警戒。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。