2020年6月9日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週5日(金)発表の5月分米国雇用統計が、予想に反したポジティブサプライズとなった。失業率は20%程度を想定していたにもかかわらず、13.3%と大幅に改善。これを受け米ドル/円は上昇し、109.85円付近の高値をつけた。しかしその後は売りが進み、本日9日(火)の午前中には2度ほど108円を割り込んでいる。ただ、ダウンサイドの106円台、107円台は、本邦の機関投資家の買いで崩れないとみている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、7日(日)時点では108.00~110.30と考えていた。しかし、昨日8日(月)の急落で108.00円を割ったため、107.50~110.00円にレンジを修正したい。戦略としては、107円台で買い場を探し、その後109円台まで引っ張ったりはせず、108円ミドルでしっかり売っていきたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。