2020年6月10日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日9日(火)のNY市場ではナスダックが節目の1万ドルをブレイクする局面もあり、ハイテク株は引き続き好調(クローズは9953ドル)。しかし、米国株は総じて軟調で、S&Pは0.8%反落。NYダウは1.1%下落。本日10日(水)の注目は、日本時間明日11日(木)未明のFOMC(午前3時00分の予定。午前3時30分よりパウエルFRB議長が記者会見)。YCC(イールド・カーブ・コントロール)の導入についての議論の進展が焦点となる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今月の米ドル/円は先週の米国株や日本株の急騰、そして先週末発表になった米雇用統計の良好な数字に呼応し、108.50円超えの損切りを巻き込み、一時109.85円まで急騰。しかし、米国株の上昇が沈静化すると上げ渋り。クロス円を牽引してきた豪ドル/円が調整に入ると、米ドル/円はあっさり値を戻し、再び108.00円割れまで戻してきた。クロス円を牽引してきた豪ドル/円が調整局面入りした可能性が高まっていることもあり、米ドル/円の戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。