株価は、「夏枯れ相場、年末高」と呼ばれる値動きをすることがあります。今回は、「夏枯れ相場、年末高」の意味を解説するとともに、過去5年間の株価が実際どのように推移したかを検証して見ました。2020年前半の相場は、コロナショックで乱高下しました。後半に向けて、そろそろ投資戦略を練りましょう。

「夏枯れ相場、年末高」の意味は?

夏枯れ相場,2020年
(画像=cassis/stock.adobe.com)

「夏枯れ相場」とは、お盆休みなどで市場参加者が減った結果、取引量が少なくなり、相場変動が鈍くなることをいいます。

しかし、取引量が少ないということは、ささいなできごとが大きな株価の変動を引き起こします。そのため、「夏枯れ相場」はリスクが高いともいわれています。

「年末高」とは、読んで字のごとく、年末に株価が上がる傾向のことを指します。季節性が影響していると考えられており、平均的にみて年末に株価が上がる年が多いことから、「年末高」を予想して投資判断をする投資家も多く存在します。

過去5年間の株価から「夏枯れ相場、年末高」の傾向をチェック

では実際に、過去の日経平均株価の終値を見てみましょう。

2015年8月 1万8,890円
2015年12月 1万9,033円(+143円)

2016年8月 1万6,887円
2016年12月 1万9,114円(+2,227円)

2017年8月 1万9,646円
2017年12月 2万2,764円(+3,118円)

2018年8月 2万2,865円
2018年12月 2万14円(−2,851円)

2019年8月 2万704円
2019年12月 2万3,656円(+2,952円)

お盆休みのある8月と年末の12月を比較すると、過去5年間では2018年を除くすべての年で、8月の株価は12月の株価より低くなっています。「夏枯れ相場、年末高」の傾向は、実際の株価の動きにもはっきり表れているといえるでしょう。

コロナショック後、2020年後半の投資戦略は?

2020年前半の相場は、コロナショックによって大きく荒れました。

「夏枯れ相場、年末高」を信じるなら、今後の株価は「夏枯れ相場」の影響で8月に下がり、「年末高」の影響で12月に上がるかもしれません。あるいは、2018年のように年末に下がるかもしれません。相場の先行きは誰にも分りませんが、コロナショック後も、市場は動き続けます。そろそろ2020年後半の投資戦略を立てましょう。(提供:Wealth Road