(本記事は、世古口 俊介氏の著書『1億円貯める月1万円投資術』あさ出版の中から一部を抜粋・編集しています)
手間いらず!ハイブリッド投資法のメリットとは?
さて、ここまでの説明でいかに投資を行うことが大切なのかご理解していただけたと思います。しかし、ただ単に「投資をやれ!」などと無責任なことは言いません。効果的な投資の手法について具体的に説明していきたいと思います。
その方法とは、金融資産(外国株式・外国債券)と実物資産(国内不動産)を組み合わせたハイブリッド投資法です。
なぜこの投資法をおすすめするのか、詳細を述べていきましょう。
ポイント1 毎月1万円で、ムリなく投資できる
本書のタイトルにもある通り、目標は1億円の資産形成となっています。
「1億」という途方もない数字にしり込みしてしまいがちですが、実は毎月たった1万円の投資を続けることでムリなく目標を達成させることができるのです。
「まだ20代で自由に使えるお金が少ない」「おこづかい制で毎月使える額が決まっている」という方から、毎日家事や育児に大忙しの主婦の方まで、毎月1万円ならなんとか用意できるのではないでしょうか。
投資はできる限り若いうちから始めたほうが効果的ですが、もちろん、40代から定年を迎えた方でも間に合いますので安心してください。
ポイント 2 分散投資により安定的に資産が成長!
ハイブリッド投資の真髄は、「金融資産と実物資産に分散投資することで安定的に資産を成長させる」という点にあります。後ほど説明しますが、ハイブリッド投資では金融資産(外国株式・外国債券)と実物資産(国内不動産)の両建ての投資をおすすめしています。
金融資産は主に海外の優良企業に投資することでアメリカや新興国など、海外企業の成長を取り込むことで資産が増えていきます。
また実物資産は、東京など首都圏であれば、人口が安定的に増加しており安定的に資産価値が成長していくことが予想できます。
当然、金融資産・実物資産ともに時には下振れ(想定よりも下落する)することもありますが、金融と実物をどちらも保有することで、分散効果により安定的に資産が成長することが可能となります。
ポイント 3 株式・債券・不動産は一度購入すればほったらかし
投資と聞くと、四六時中たくさんのモニターとにらめっこをして、チャートの上がり下がりに一喜一憂しているという姿をイメージされる方が多いと思いますが、そんなことをする必要は一切ありません。
今回ご紹介するハイブリッド投資法では、金融資産(外国株式・外国債券)、実物資産(国内不動産)ともに一度購入してしまえば、あとはほったらかしで構いません。手間がかかるのは投資するときのみなのです。
しかも購入の仕方につきましては、このあとで本書を片手にその通り行うだけでできるように解説していきますので、読者の皆さんが実質行うべきことは、「本著の内容をしっかりと理解していただく」だけで大丈夫です。
まずは、あなたが持っている投資のイメージをすべて捨て去ってください。
投資はそんなに難しくて怖いものではありませんから。
ポイント 4 コア資産とサテライト資産に分けて考える
世の中にはたくさんの種類の資産が存在していますが、大きくコア資産とサテライト資産の2つに分けられると私は考えています。
コア資産とは、預金、株式、債券、国内不動産のことで、資産形成や資産成長に不可欠な資産全体の土台となる資産のことです。
一方、サテライト資産は海外不動産やヘッジファンド、金や銀などのコモディティ資産、未上場企業投資、仮想通貨、その他多くの実物資産と位置付けています。
コア資産もサテライト資産も魅力的な投資先はありますが、資産の大部分を占め、資産のベースとなるのはあくまで株式や債券、国内不動産などのコア資産ととらえましょう。
まずはこのコア資産をしっかり築くことで、何があっても揺るがない資産ポートフォリオを形成することが何より大事です。サテライト資産の形成はコア資産が形成できた後でゆっくり考えればいいのです。
ポイント 5 やり方を間違えなければ大丈夫
それでも、投資という未知なるものに挑戦していくわけですから、わからないこともたくさん出てくるかと思います。しかも、残念なことに「投資」という言葉を用いてよからぬ悪だくみを画策している人や業者もいないとは言い切れません。
そんなときのために、第6章では信頼できるサービス機関や業者の選び方についてもしっかりとレクチャーしていきます。
多くの方は「お金のことは銀行に相談すればよい」と思われていますが、実はその考えは間違いです。実は銀行はあなたの資産形成について何も考えてもらえません。
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